更新日:2024年10月31日 16:06
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夏ではなく、あえて秋に開催…「季節外れの花火大会」が人気を集める意外なワケ

空気が澄んだ寒い時期だからこそ得られる感動

まちづくりコンソーシアム

2023年度の秋川流域花火大会の様子

 秋や冬に開催される花火大会には、夏の花火大会とは異なる感動が体験できるのが魅力とのこと。 「花火大会の観覧会場は、山と川の間に位置しています。ロケーションは最高ですし、花火は、夕暮れ時の紅葉の山をバックに打ち上がります。秋の空気はとても澄んでいるので、花火がいつもよりキレイに見えやすいですよ」  秋ならではの味わいがある一方で、現地で観覧する際は注意点もある。 「昼間の気候は秋を感じられて気持ちがいいものの、夜はめちゃくちゃ寒いです……。秋川流域花火大会は今年から全席有料にしていて、高額のSS席にはストーブも用意していますが、ほかのグレードの席にはありません。  会場に来られる場合は、厚着をしたうえで、ブランケットや使い捨てカイロなどを持参することを強くオススメします。防寒さえしていただければ、絶対に満足させる花火のストーリーを作っていますので、ぜひ期待してください」

秋の夜空に輝く花火をキレイに撮影するには?

 最後に、秋の花火大会で写真をキレイに撮影する方法を聞いた。 「これは私が専門家に聞いて実践している方法です。iPhone寄りの内容になってしまいますが、基本的な機能についてはAndroidでも同じように撮影できると思います。  ISO感度は、低めの100~200に設定することで、花火以外の部分が暗くなり、コントラストが強調されます。シャッタースピードは、花火の軌跡を美しく撮影するために長めの1~2秒に設定しておきましょう。ホワイトバランスは、カメラのカメラの自動設定に任せてもいいですが、5000K前後に固定することで安定した色調を維持できます。  また、露出設定は花火の明るさを考慮して、全体が白飛びしないように露出補正を-1~-2にしたほうがいい。ピントを合わせるために画面をタップすると、タップした場所の横に『太陽のアイコン』が表示されるので、これで調整してください」  撮影モードや三脚を使用するのも、花火の撮影では有効だそう。 「花火の連続した打ち上げを撮影したい場合は、タイムラプスやモーションラプス機能を活用すると、ダイナミックな映像が撮影できます。iPhone 11以降では、暗い場所で自動的にナイトモードが有効になるのも便利です。  ナイトモードがオンになると、iPhoneが自動的にシャッタースピードを遅くし、暗い場所でもより鮮やかに撮影できますよ。ちなみに、シャッタースピードが遅くなるときは、カメラのブレを防ぐために三脚を使うと、よりシャープな花火の軌跡を写真に残せますよ」
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