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コンビニ大手3社の「肉まん」「高級豚まん」を実食。この冬に食べるべき“コスパ圧倒的”の肉まんは

セブン-イレブンは「普通の肉まんの完成度が高い」

セブンイレブン

セブン-イレブンの「ふんわり×ごろっと 肉まん」(左)と、「もっちり×ジューシー 特製豚まん」(右)

 ラストは「セブン‐イレブン」です。「ふんわり×ごろっと 肉まん(税込161円)」は、公式HPに「熟成期間をとった旨みの強い豚肉と、玉ねぎ・竹の子・椎茸のゴロゴロとした具材感が楽しめる」とあります。実食!  豚のジューシーさだけでなく、竹の子の風味と椎茸の旨みが豊かに感じられ、単調でない深みのある味わい。皮ももっちりと心地よく、風味もナチュラルで具をしっかりと受け止めています。「食事として満足できる本格的な味」だと感じました。
セブンイレブン

2つに割った肉まん(左)と、特製豚まん(右)

「もっちり×ジューシー 特製豚まん(税込210円)」は、普通の豚まんとの値段差49円で、今回の比較では最も差が小さい商品です。なお、こちらは近畿限定商品。それ以外の地域では「もちもち×ずっしり 大入り豚まん (税込241円)」が販売されているので、近畿以外の方は参考程度に。  普通の肉まんよりも、豚肉と玉ねぎの甘みが一体となった、シンプルな味わい。皮も弾力がありながら口どけよく、正統派という印象。「懐かしさを感じる、オーソドックスな一品」と言ったところでしょうか。  とにかくセブン‐イレブンは、「普通の肉まんの完成度が高い」と感じました。

普通の肉まんなら「セブン‐イレブン」、高級豚まんは「ローソン」!

肉まん

上がセブン-イレブン、左がファミリーマート、右がローソン

 以上、今回は6品を食べ比べました。最後にまとめると、「ファミリーマートは食べ応えに違いあり」、「ローソンは皮が旨い」、「セブン‐イレブンは普通の肉まんが秀逸」という結果に。  豚ミンチベースの具に厚めの皮、というシンプルな点心メニューながら、各社さまざまな工夫がこらされていました。高級ラインもしっかりと差異化が図られており、全体的に普通の肉まんよりひと回り大きいサイズもさることながら、一食の価値がある仕上がりだと思います。  ひと口頬張ればほっと温まる肉まん。2つ買って友人や同僚、家族とシェアして食べ比べるのもいいかもしれません。 文/川瀬章太
フリーライター。神戸・大阪の編プロに8年勤務し、グルメ・街ネタ誌や飲食業界誌などを手がける。取材経験は1500件以上。某純文学新人賞の最終選考に3度残ったことがある。現在はWEBサイト「LIQLOG」などで、ビギナーにやさしいお酒の基礎知識や取材記事を執筆中
X(旧Twitter):@kawase_syota
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