あおり運転をした“ヤンキー仕様の車”が返り討ちに。高速道路で覆面パトカーに連行されるまで――仰天ニュース傑作選
そこに、後方から大型のダンプトラックがかなりのスピードで近づいてきたという。山本さんは、「嫌だな」と思いながらも、荷物を安全に運搬しなくてはいけない状況のため、そのままのスピードで走行を続けることにしたそうだ。
「横から追い越してくれるだろうと考えていました。しかし、運転手はしつこく私の後ろに付き、明らかにあおってきたんです」
山本さんは「冷静さを保ち、スピード競争に巻き込まれないように」と必死だったという。だが、相手の運転手の危険な運転はますますエスカレートした。
「彼は、急かして近づいては私の車にぶつかりそうになり、ヒヤヒヤしながらの運転が続きました。私は、できる限り安全な距離を保っていたのですが……」
その後も容赦なく「あおり運転」は続き、周りの車の運転手たちもトラックの危険な運転に困惑していた。やがて、高速道路のトンネルに差し掛かった。
トンネル内はスピードが制限されている。山本さんがスピードを落として、慎重にトンネル内に進んだそのとき……。予想外の光景を目の当たりにする。
「大型ダンプが、まさに私を追い越そうとした瞬間、パトカーが現れたんです。警察官が大型ダンプを停止させ、違反キップを切られる姿を見ました」
高速道路上でのあおり運転が原因で、死亡事故も起きている。どんな場面でも冷静に、くれぐれも自分自身が被害者、加害者にならないように注意が必要だ。
<取材・文/chimi86>2016年よりライター活動を開始。出版社にて書籍コーディネーターなども経験。趣味は読書、ミュージカル、舞台鑑賞、スポーツ観戦、カフェ。
危険なスピード競争に巻き込まれないように必死
この記者は、他にもこんな記事を書いています
ハッシュタグ