R-30

MT初心者でも華麗に操れる アルファロメオ・ジュリエッタの「クアドリ フォリオ ヴェルデ」

 中古ドイツ車を3台乗り継いでいるD級ドライバーの記者たびたび記事内で、壊れやすいドイツ車を偏愛する男として取り上げられたりもしているが、ドイツ車以外に見向きもしないというわけではない。数ある中古車の中からアルファ156との2択にまで絞った末、僅差でドイツ車を選んだだけ。イタ車に対する憧れは、ずーっと持ち合わせている。

アルファロメオ・ジュリエッタ,クアドリ フォリオ ヴェルデ そんな記者が今回乗ってみたのが、アルファロメオ・ジュリエッタの「クアドリ フォリオ ヴェルデ」。排気量1750ccの直噴ターボエンジン(235馬力)に、6速MTのミッションを組み合わせて388万円(最下位グレードは318万円)。35年ぶりに復活したジュリエッタシリーズの最上位グレードだ。

【画像】はこちら⇒http://nikkan-spa.jp/?attachment_id=205167

「クアドリ フォリオ ヴェルデ」とは、イタリア語で緑の四つ葉のクローバーのことで、アルファがモータースポーツの歴史で打ち立ててきた伝説を象徴し、最上位グレードに与えられているそうだ(ミトにも「クアドリ フォリオ ヴェルデ」がある)。

アルファロメオ・ジュリエッタ,クアドリ フォリオ ヴェルデ デザインはご覧のとおり。個人的には、2ドアに見えるサイドのデザインが気に入っている。知らない人は後席のドアに気づかないかも。信号待ちで並んだBMWやアクアのオーナーがチラチラこっちを見てきたり、洗車で立ち寄ったガソリンスタンドのお兄さんが「カッコいいっすねー」と話しかけてくるなど注目度は高い。まあ目立つクルマなのだ。で、乗ってみた感想はといえば……。

アルファロメオ・ジュリエッタ,クアドリ フォリオ ヴェルデ 普段はAT車を乗っている記者なので、MT車を運転する際は発進時にエンストしないか気を遣うのだが、「クアドリ フォリオ ヴェルデ」は低速のトルクがあるため、下手くそでも問題なく発進OK。クラッチも軽くミッションもスコスコ入る。ステアリングはかなりクイックでボディ剛性も高い。足回りも硬くなく18インチを履いているとは思えないほど乗り心地はよい(首都高の段差は気になったが)。直進しているときも曲がっているときも非常に安定しているのだ。高速走行も非常に快適で気持ちイイ。正直、デザインがステキなドイツ車に乗っているようだ。実燃費は都内を走ってリッター8~10km。これなら、初心者でもちょっと練習すれば女子を助手席に乗せてMT車を華麗に操るエリートを演じられるだろう。値段はアクアの約2倍だが、ぜひイマドキの若者に乗ってほしい。ちなみに後席は、大人が乗っても狭くなく広さは十分。4人家族でも問題ない。

アルファロメオ・ジュリエッタ,クアドリ フォリオ ヴェルデ ドイツ車に飽きてきた人、1台目のガイシャとしてイタ車を選ぶことに不安を感じている人にはピッタリ。そりゃあ国産車に比べれば壊れるかもしれないが、それを織り込んでも、イタ車のオシャレなデザインとドイツ車のような乗り心地が手に入るなら許容できるのでは? 気難しい女性の扱いに普段から慣れている記者なら、十分愛せる。あとは「イタ車は壊れやすい!」が本当に迷信であることを祈るだけ……。<取材・文・撮影/デストロイヤー角田>




おすすめ記事