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「イタリア車は壊れやすい」は迷信だ!

今回は、約30年ぶりに登場した3代目ジュリエッタの試乗記を余すことなくお伝えする予定でしたが、約7割が壊れやすい中古ドイツ車批判となっております。ドイツ車乗りのみなさん、お気を悪くなさらないでください。単にワタクシのクルマ運がないってことです。きっとワタクシが買ったら、イタ車だって壊れるはず(担当K)

MJブロンディ=文 Text by Shimizu Souichi
池之平昌信=写真 Photographs by Ikenohira Masanobu

◆“イタリア車はドイツ車よりはるかに信頼性が高い”これだけの理由

ジュリエッタ当コラム担当のD級ドライバー・Kは、大変なバカ者だ。「今度は信頼性抜群のイタリア車かフランス車にしろ」と、私があれほど言ったのに、またしても信頼性の低いドイツの中古車(’06年式BMW525i)などを買った。

K「いや、僕は青森県生まれなので、陽気な人間が根本的に信用できないんですよ……」

暗い人間が暗い機械を買って、カネと元気を失う。まさに負の連鎖である。

彼はここ10年で2台の中古アウディを乗り継ぎ、それはひどい目にあってきた。1台目のA3は、買った直後から故障続きで数十万円をつぎ込んでも直らず、結局売却。次のA4はそれよりはマシだったが、それでも故障を頻発させた。

ここ7年間での主な故障は、

・エンジンからオイル漏れ&冷却水タンク割れなどで約27万円
・ホース交換2回で約10万円
・パワーウインドウ故障で約5万円
・バッテリー突然死&交換3回(なぜ?)で約15万円
・オルタネーター交換で約10万円

そして先日、車検のためディーラーに出したところ、エンジンやミッションからのオイル漏れ、燃料ポンプ故障などで「約70万円」の見積もりを出され、ついに手放した。下取りは5万円だったそうだ(涙)。

 最近ド中古のアウディを買ったカメラマンKも、1年ちょっとで修理代が100万円かかり、「ここで手放したら丸損!」という強迫観念で売るに売れなくなっている。まさにアリ地獄である。

そういったドイツ車好きは、「これがイタ車だったら、絶対こんなもんじゃ済まない」と自分を慰めている。しかし事実はまったく異なる。

私はこれまで14台のイタリア車を乗り継いでいるが、深刻なトラブルはほとんどない。しかし2回だけ買ったドイツ車はどっちも故障した。これってどういうこと?

※【後編】に続く⇒ http://nikkan-spa.jp/138953

ジュリエッタ 赤

ジュリエッタはカッコいい。でも似たような感じのクルマなら、シロッコR-Line(379万円)もいいなあ……(K)

1962年東京生まれ。慶大法卒。編集者を経てフリーライター。『そのフェラーリください!!』をはじめとするお笑いフェラーリ文学のほか、『首都高速の謎』『高速道路の謎』などの著作で道路交通ジャーナリストとしても活動中。清水草一.com




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