恋愛・結婚

職場で“結婚ラッシュ”が起きた複雑な事情「“先輩”を差し置いて『お先に!』なんて言えず…」

仲良しグループで「離婚ラッシュ」が発生

離婚結婚ラッシュとは真逆の「離婚ラッシュ」の経験者もいる。やや不謹慎とは思いつつも、離婚ラッシュを体験した人の話も聞いてみた。 フリーランスの美容師である真田マリナさん(32歳・仮名)は「ここ半年は離婚ラッシュでしたね」と遠い目で語る。 「高校時代の仲が良かった6人グループのうち、1人が独身で2人が既婚、私を含む3人が離婚しました」 真田さんは26歳で結婚して2歳の子どもがいる。同業の元夫とは職場結婚だった。 「仲の良い夫婦でしたが、子どもができたら変わってしまいました。彼は優しいから子煩悩になるかと期待しましたが、全くでした。 自分だけ着飾って仕事に行って帰ってきたら子どもに声をかける前に、私に『少しは化粧したら?』とかいう(笑)。飲み会も普通に行くし、洋服とか買いまくりなのに、休職中の私には『贅沢はやめたら?』って。ストレスの限界だったんですが、子どもが生まれたばかりだし、先立つものがないから、離婚したいけどできない状況でした」

リーダー格の子が「離婚しました!」と発表

そんなとき、件のメンバーで集まる機会があったそうだ。 「私だけ子どもが小さいから連れて行ったんですが、着くや否やリーダー格のAが『離婚しました!』と声高らかに発表したのです」 Aさんの子どもは小学生で、専業主婦だったそうだが——。 「Aの旦那は年収は高いけど浮気症で、精神的に参っていたようです。で、弁護士に相談して、自分に有利なかたちで離婚したと。どうしても生活の水準は下がってしまうけど、ちゃんともらえるものをもらって、自分が働けば何とかなったみたいです。 彼女の表情がすごく明るくなっていたのが印象的でした。それに比べて自分はいまボロボロで、このままでいいのかなぁと考えさせられましたね」 真田さんは自身の母に相談し、ひとり親の制度を調べてみたところ「意外といける!」ということがわかり離婚を決意。 「旦那は寝耳に水って感じでしたが、私がもう無理だったんで。旦那も最後は根負けって感じでした」
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先陣を切ってくれたおかげで…
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ライター兼底辺グラドルの二足のわらじ。著書に『最底辺グラドルの胸のうち』(イースト・プレス)、『現役底辺グラドルが暴露する グラビアアイドルのぶっちゃけ話』、『現役グラドルがカラダを張って体験してきました』(ともに彩図社)などがある。趣味は飲酒、箱根駅伝、少女漫画。X(旧Twitter):@sally_y0720

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