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豪雨被害で27年春廃止に。津軽線の不通区間を巡ると「電車が走っていた頃よりも便利」に感じた

見どころの多い龍飛埼灯台

津軽半島の先端に位置する龍飛崎

津軽半島の先端に位置する龍飛崎

 年間を通じて強風が吹いている。石川さゆりの『津軽海峡冬景色』の石碑、歩行者しか通れない全国で唯一の階段国道など意外と見所は多い。  近くには『青函トンネル記念館』もあり、竜飛斜坑線もぐら号で旧竜飛海底駅まで降りることができる。ただし、冬季は休館(※今年度は11月4日で営業終了)のため、残念ながら今回は見学することが叶わなかった。  復旧予定のない蟹田以北の区間で二度と列車に乗ることができないのは寂しいが、正式に廃止となるまでにはまだ2年以上の猶予期間が残されている。  代行バスやわんタクによって地域の交通は、津軽線が不通になる前よりも便利だと感じた。レンタカーで回るのも悪くないが、せっかくならこれらの公共交通機関を使って観光してみるのもいいかもしれない。 <TEXT/高島昌俊>
フリーライター。鉄道や飛行機をはじめ、旅モノ全般に広く精通。3度の世界一周経験を持ち、これまで訪問した国は50か国以上。現在は東京と北海道で二拠点生活を送る。
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