藤浪晋太郎「DeNAと契約合意」で阪神ファンからも温かい声。大炎上「上沢直之」との“決定的な違い”
16日、DeNAは藤浪晋太郎と2025年シーズンの選手契約を結んだことを発表した。先発か、それとも救援か、起用法はまだ決まっていないというが、後半戦の巻き返しに向けて、DeNAとすれば、元メジャーリーガーの力を存分に借りたいところだろう。
その陰で、ほぼ藤浪と無関係の人物が飛び火する形で話題に上っている。それがソフトバンクの上沢直之である。
上沢は今季ここまでローテーション投手として、6勝6敗、防御率3.39とまずまずの成績を残している。彼もまた、藤浪と同じ元メジャーリーガーであり、今季からプロ野球に復帰した出戻り組だ。
その上沢も、23年オフにポスティングシステムを利用し、日本ハムを退団。さらに、NPB復帰時にはかつてのライバル球団を新天地に選んだという藤浪との共通点がある。しかし、ほぼ波風が立っていない藤浪に比べると、上沢がソフトバンクを移籍先に決めた際はファンやOBを巻き込んで“大炎上”と呼べる騒動となった。
ではなぜ再び上沢に“プチ炎上”騒ぎが起こっているのか。メジャー挑戦からNPB復帰までの経緯に幾つかの共通点がある2人だが、大きく異なるのが、争奪戦だったか否かである。
上沢にはソフトバンクのほかに古巣・日本ハムがオファーを出していた。それは当然の流れで、上沢が24年に志半ばで帰国した後も、日本ハムの練習施設を利用していたから。日本ハムとすれば、退団後も上沢を“ファミリー”として扱っていたというわけだ。
ところが上沢はライバル球団への移籍を決意。恩師の新庄剛志監督が苦言を呈する事態に至ったのは記憶に新しい。ただ、上沢がソフトバンクと契約したこともプロ野球選手としては当然の決断だったはずだ。
日本ハムが出したオファーが推定年俸1億7000万円の単年契約だったのに対し、ソフトバンクのそれは4年総額10億円規模の超大型契約。1年1年が勝負の、しかもケガがつきものの投手にとって、10億円もの大金を蹴る選択肢はなかっただろう。
そんな上沢とは対照的に、藤浪には古巣・阪神からのオファーはなかったとされる。
今季の阪神は投打ががっちりかみ合い、現在、セ・リーグの首位を独走中。特にチーム防御率1点台を誇る投手陣は鉄壁で、たとえ藤浪が加入したとしても、一軍の分厚い投手陣の一角に割って入る余地はなかっただろう。藤浪にオファーを出したのがDeNAだけだった可能性が極めて高い。
それだけに約1か月間の“浪人生活”を送った藤浪に対しては、阪神ファンを含む多くのファンから温かい言葉が飛び交っている。
制球難に苦しんだ3年間
2022年シーズンまで10年間、阪神に在籍していた藤浪は、同年オフにポスティングシステムを利用し、メジャーに挑戦。今季はアメリカでの3年目だったが、6月にマリナーズ傘下の3Aタコマを自由契約となり、日米で移籍先を模索していた。 メッツ傘下に所属していた昨季に続くマイナー契約で迎えた今季も、藤浪は長年続く“制球難”を克服できなかった。開幕から3Aで21試合に登板し、4月下旬に一時13点台まであった防御率を5.79まで改善させるなど復調の兆しこそ見せていたものの、18回2/3を投げて26個の四球を与えるなど、メジャー昇格からは遠ざかる一方だった。 今後は投手出身の三浦大輔監督の下で、再起を図ることになる藤浪。SNSなどではファンから様々な声が上がっているが、「ナゼ古巣の阪神に戻らないんだ」といった反応は皆無に等しい。
大炎上となった上沢との“決定的な違い”
DeNAの“単独オファー”だった可能性大
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1976年、和歌山県で生まれる。地元の高校を卒業後、野茂英雄と同じ1995年に渡米。ヤンキース全盛期をアメリカで過ごした。米国で大学を卒業後、某スポーツデータ会社に就職。プロ野球、MLB、NFLの業務などに携わる。現在は、MLBを中心とした野球記事、および競馬情報サイトにて競馬記事を執筆中。
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