「メールを読んで気持ちが『うっ…』となったら…」銀座No.1ホステスが実践する感情コントロール術。“即レス”は正解ではない
上司や取引先からの理不尽な指示や要求に、気分が重くなり、仕事に集中できなくなってしまったことはありませんか?
部下のミスや理解不足に、イライラしてしまうときはありませんか?
ビジネスシーンにおいて、感情に振り回されてしまうと、せっかくの仕事や人間関係を一瞬で失ってしまうことがあります。
そんなとき、感情を即座にコントロールして冷静に対応できるーーそんなテクニックが存在します。
昼は経済レポーターとして上場企業の社長たちを取材し、夜は銀座ホステスとしてトップクラスのビジネスパーソンを接客してきた私が、現場で学んだ「人の心の動かし方」をお届けします。ビジネスマンのあなたの「今日から使える武器」になれば幸いです。
夜の世界にいた頃、突然の同伴のキャンセルや不満の訴えなど、お客様から心が乱されてしまうようなネガティブなメールをもらったときに、自然と実践していたルールがありました。
メールを読んだ瞬間、気持ちが「うっ…」となったら、即「ゴミ箱」に移す。LINEなら即「非表示」ーーこれだけです。
読んだその場で感情的に返信したら、お客様が切れてしまうことがあります。
また、心乱されたままでは、他のお客様の連絡も手につかなくなったり、やっつけ仕事になってしまったりします。
だから一旦、とにかく物理的に視界から消すのです。メールが視界に入ってしまう状況のまま、無理に意識を変えようとするよりもずっと簡単です。
その間に他のお客様への連絡を淡々とこなし、やるべきことがすべて終わってから、気持ちを切り替えて、例のメールを再表示にして対応を考えます。

山崎みほ
とにかく“視界から消す”が手っ取り早い
経済レポーター。証券外務員一種/行動心理士。
株式投資情報のレポーターとして、上場企業の取材記事や経済ニュースを執筆。Yahoo!ファイナンス、YouTube等メディアでは上場企業社長のインタビューも行う。また、銀座の高級クラブでホステスとしても勤務、心理学と行動経済学の知識を基にNo.1を獲得。経済レポーターの深い洞察力と人気ホステスとして培った対人関係術を融合し、夜の世界では1日40組、昼間の営業職では成約率90%の成績を上げるなど、昼夜問わず結果を出すスタイルを築いている。Xアカウント:@mihoy001
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