山本由伸「24年ぶり快挙」の陰で…ドジャースWS連覇が懸念される「3つの不安要素」
2年連続世界一を目指すドジャースと、32年ぶりにワールドシリーズ(WS)に進出したブルージェイズ。両リーグの覇者による今年の大一番は、まずブルージェイズが第1戦に集中打を見せて勝利。しかし、第2戦はドジャースの先発、山本由伸の快投でドジャースがリベンジを果たした。
バッテリーの活躍で5-1と完勝したドジャースだが、前日の第1戦は“継投ミス”でデーブ・ロバーツ監督の采配が大炎上。
しかしこの日は一転、山本を最後まで引っ張り、不安の残るブルペン陣にボールを渡さなかった。SNSなどでは、この采配を“ファインプレー”と評したファンも多数いた。しかし、これが間接的にドジャースの不安材料になる可能性が隠されている。
具体的には3つの不安要素が浮上したと言ってもおかしくない。
1つ目が現在、チームの守護神を務めている佐々木朗希をワールドシリーズで使えていないことだ。
レギュラーシーズン最終盤にリリーフ投手としての“試験”に合格した佐々木。ポストシーズン(PS)は、ここまで7試合に投げて、3セーブ、防御率1.13、被打率.115と圧巻の投球を披露している。
しかし、4連勝を決めたNLCSからチームは丸1週間試合がなく、佐々木も前回の実戦登板から10日近い間隔が空いている。
先発投手ならまだしも、短いイニングで限られた球数しか投げない救援投手としては、間隔が空き過ぎの感があるのは当然だろう。
佐々木はベンチやブルペンでWSの空気を味わうことができているが、緊張感ある実際の試合は未登板。第2戦は4点リードで最終回を迎え、佐々木にロジャースセンターのマウンドを経験させるにはうってつけの展開だったが、ロバーツ監督は山本の続投を選んだ。
山本は4回以降パーフェクト投球を見せていただけに、変に流れを変えたくなかった側面もあったと推測できるが、第6戦が生じれば再びトロントに舞台が戻る。佐々木にマウンドの感触を確かめさせておいても良かったのではないだろうか。
これで今シリーズは、1勝1敗の五分となり、移動日を1日挟んだ日本時間28日(火曜)から、ドジャースの本拠地ドジャースタジアムで3連戦を迎える。Tonight’s Photo of the Game. #WorldSeries pic.twitter.com/sXK9V4VGbR
— Los Angeles Dodgers (@Dodgers) October 26, 2025
山本由伸&ウィル・スミスの活躍でシリーズタイに
もし負けていればホームでの優勝決定が消滅していたドジャース。大事な第2戦のマウンドに上がった山本は、初回に無死1、3塁のピンチを無失点で切り抜けると、3回の犠牲フライによる1失点だけに留めた。 犠牲フライを許して以降は、9回の最後の打者まで19人を完璧に打ち取り、ブルワーズとのナ・リーグ優勝決定シリーズ(NLCS)第2戦に続く完投勝利をマーク。結局、9回を投げ4安打、1失点、8三振の圧巻の内容でチームにシリーズ初勝利をプレゼントした。 投のヒーローが山本なら、打のヒーローはバッテリーを組んだ捕手のウィル・スミスだった。 この日も4番を務めたスミスは初回に2死2塁の場面で打席に立つと、2球目の変化球をうまく捉えてセンター前へ。貴重な先制打を放つと、1-1で迎えた7回に勝ち越しソロをレフトスタンドに運んだ。さらに8回には内野ゴロで打点を挙げ、チームの全5得点中3得点を叩き出した。ロバーツ監督の“完投采配”が生んだ懸念点
マウンドの感覚を確かめておくことも必要だった?
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1976年、和歌山県で生まれる。地元の高校を卒業後、野茂英雄と同じ1995年に渡米。ヤンキース全盛期をアメリカで過ごした。米国で大学を卒業後、某スポーツデータ会社に就職。プロ野球、MLB、NFLの業務などに携わる。現在は、MLBを中心とした野球記事、および競馬情報サイトにて競馬記事を執筆中。
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