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ウィル・スミス「妻への愛を証明したわけではない」平手打ちに厳しい批判の声も

―[今週の顔]―

スミス夫妻は“仮面夫婦”?

 映画『ドリームプラン』で念願のアカデミー賞主演男優賞を受賞し、涙のスピーチをしたウィル・スミス。本来ならば、感動シーンのはずだが、この40分前にウィルはコメディアンのクリス・ロックに強烈な平手打ちを見舞っていた。  しかもウィルは退場させられることなく、スタンディングオベーションで迎えられたのだ。この光景に俳優のジム・キャリーは「ハリウッドは腰抜けになった」と批判するなど、騒動は収まりそうにない。
ウィル・スミス

「米国では生中継にディレイ(遅延)がかかっており、1分程度放送が遅れる。ウィルの平手打ちやロックを罵倒した放送禁止用語は流れなかった」(町山氏) 写真/AFP=時事

 日本では「脱毛症に悩む妻ジェイダの髪形を侮辱されたのだから、家族を守るのは当然」と擁護する声も多いが、米国では一転、厳しい批判で溢れているという。カリフォルニア在住の映画評論家・町山智浩氏はこう語る。 「著名な黒人弁護士は『妻への愛を証明したのではなく、男らしさの証明でしかない』と断罪した。スミス夫妻は“仮面夫婦”と言われており、実は授賞式の冒頭でもひと悶着あった。夫として機能していないとイジられていたのです。ロックのジョークにウィルは、最初は笑っていたが、妻のほうを向くと明らかに不愉快そうだった。そこで夫としての威厳や男らしさを証明しようとしたのではないかと言われています」  事件の影響は、各方面に及ぶ。 「とくにウィルと同じ黒人男性は、これで彼らにつきまとう『強い男』というステレオタイプがまた強化されてしまったので、困ったことをしてくれたと思っていますね。人気コメディアンのキャシー・グリフィンが『今後、客が暴力を振るう事態が起きるのでは』とツイートするなど、政治家やセレブを風刺するコメディアンもみな真剣に悩んでいる」

オスカーはく奪も?

 そんな状況のなか、ウィルはアカデミーを退会。オスカーはく奪も取り沙汰されているが……。 「長年欲しかった主演男優賞を手にした今、アカデミー退会は何ら痛手ではない。長い歴史でもはく奪はないので、今回もされないでしょう」  まだまだ論争は終わりそうにない。 =====
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妻ジェイダに大きな借りが
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