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「昔から華はなかった」遅咲きコントトリオ・や団が振り返る20年。『キングオブコント』で4年連続決勝に進出するまで

「売れてる芸人と飲むときは財布は出さない。カネがないから」松本人志から高い評価を受けつつも、地下ライブで「だせえ」と陰口を叩かれ、出待ちゼロの“通過点”扱い──そんな“華のない”3人が、今春からは5大都市を駆け巡るツアーの主役だ。遅咲きコントトリオ・や団の20年弱の鬱屈と爆発、その舞台裏に迫る。
エッジな人々

や団

3人でいると、青春が終わらない

 コント日本一を決める『キングオブコント』で4年連続決勝に進出し、東京代表をするコント師である、や団。結成して20年弱、長年ネクストブレイクと言われ続けたが、’25年の同大会では準優勝。メディア露出の激増、そしてこの春から夏にかけて5大都市ツアーの開催が決定するなど、“遅咲きの本格ブレイク”が現実味を帯びるなかで今回、彼らを直撃した。だが当の本人たちは、その状況をどこか冷静に受け止めていて……。 ──今、じわじわと売れてきている実感はありますか? 本間キッド(以下、本間):そこまで変わった感覚はないですね。昔から華はなかったし、腰も低くて有名でした。地下ライブに出てる芸人たちからもずっと、「や団はだせえ」って悪口を言われてました。 ロングサイズ伊藤(以下、伊藤):ウエストランドの井口がいつも言ってたね。人気芸人はライブ終わりにファンがたくさん出待しているんですけど、僕たちとトム・ブラウンはない。 本間:毎回来てくれるお客さんはいるんですよ。でも、みんなおとなしいから遠くからこっちを見てるだけ。僕らから「今日はありがとうございました!」って駆け寄ってたからね。 中嶋享(以下、中嶋):お客さんがビビってました。出待ちじゃなくて、“お見送り”に。 本間:芸人がたくさん出る地方営業に行くと、最後にハイタッチ会があるんですけど、僕たちの前はみんなダッシュで通り過ぎようとする。 伊藤:(※1)やす子みたいな人気者はお客さんが立ち止まって話したがるんです。だから主催者は僕たちを手前に置いて、や団の前を走る勢いでそのままやす子を通過させようとする。これは「や団ブースト」と呼ばれ重宝されてましたね(笑)。まぁ、売れるまで時間がかかったし、ずっと貧乏だったよね。
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大人になりきれなくて、貧乏も「3等分」
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