更新日:2026年07月31日 21:47
エンタメ

OCHA NORMA、TIF2026初日HOT STAGEのトップバッターで示した“8人体制の完成形”

―[TIF2026]―
グループ結成から5年目を迎え、ますます勢いに乗るハロー!プロジェクトのアイドルグループ・OCHA NORMAが、世界最大のアイドルフェス「TOKYO IDOL FESTIVAL 2026 supported by にしたんクリニック」(以下、TIF2026)の初日に登場。HOT STAGEのトップバッターを務め、1組目からハロプロらしさ全開で会場を熱狂の渦に巻き込んだ。 OCHA NORMA 例年に比べると暑さは厳しくないものの、午前中から日差しが照りつけるなか、ファンたちはトップバッターを務める彼女たちを見るために朝から会場に詰めかけた。今年のTIF2026の開始を告げるようにお台場の空にアナウンスの音が響き渡ると、メンバーカラーをあしらった白の衣装に身を包んだメンバーたちがステージに登場した。 そのままセンターポジションに立った筒井澪心がひとり踊りはじめ、ソロ歌唱を披露したかと思うと、新曲「ダントツで愛して」を披露。腰を落として肩を前に突き出すサビの振付が話題にもなっている一曲だ。グループ全体の歌唱を支える筒井澪心や西﨑美空に加え、中山夏月姫も存在感をアピールするようにソロパートで力強く歌い上げる。落ちサビ部分では米村姫良々や北原ももが丁寧に歌詞をつなぐなど、それぞれのメンバーが見せ場を作っていく。間奏に入ると「おい! おい!」というファンたちの掛け声が響き渡り、「ハロプロ現場」らしさをさっそくお台場に見せつけた。 OCHA NORMA 曲が終わるとそのままMCに移り、斉藤円香から順番に自己紹介が始まった。窪田七海はひときわ大きな声で挨拶して会場に声を届け、北原もものときには後方からも「もももー!(※北原ももの愛称)」という女性の声が響いていた。自己紹介が終わると米村姫良々が「たくさん声出せますかー?」と観客を煽り、そのまま「Super Duper Sugar Power」「ライアーライナー」の2曲を披露した。 「ライアーライナー」は文字通り、「ライア〜、ライナ〜」とコーラスが響く心地いい一曲だ。曲中にはマイクがハウリングを起こすようなシーンも演出として組み込まれており、そのシーンの歌唱を担当する米村姫良々がリアルな演技と完璧な笑顔で観客を湧かす。間奏では筒井澪心が「もっと!」と叫んでファンを盛り上げると、そのままラップパートへ突入。広本瑠璃が軽快な歌声を響かせると、最後にはまた米村姫良々がソロで登場し、「オートクチュウッルー」というひと言で締めた。 続けて懐かしいサウンドがかかったかと思うと、ハロプロの先輩グループでもあるメロン記念日の『かわいい彼』を披露。OCHA NORMAといえば2024年には℃-uteの「まっさらブルージーンズ」を、2025年にはBerryz工房の「本気ボンバー!!」を披露するなど、毎年HOT STAGEでは先輩楽曲を披露して会場を盛り上げており、もはや夏の風物詩となっている。 想像どおり会場では拳を上げる人があちらこちらに現れたり、飛び跳ねる人も見えたりと、これまでとは違う盛り上がりを見せ始めた。なかでも北原ももは、一曲を通して表情で曲を表現してみせており、「冬の夜」という歌詞を歌い上げるパートでも、ひときわ目立っていた。最後に斉藤円香が「一年中〜」と歌い上げて締めると、人差し指を空に向けて突き立てた。 OCHA NORMA 再びMCパートに入ると、中山夏月姫から8月8日と9日にTOYOTA ARENA TOKYOで行われる「ハロ!コン 2026」の告知が、続けて西﨑美空からは9月20日から始まる秋ツアーの告知が行われた。筒井澪心が「ここからラストスパート!」と声をかけ、会場を再び盛り上げると「女の愛想は武器じゃない」を披露した。 筒井澪心のソロから西﨑美空へ。西﨑美空のソロから米村姫良々へと繋ぐ、「いまのOCHA NORMA」が良さが凝縮されたようなマイクリレーだ。この曲は昨年8月にリリースされた一曲で、8人体制後のグループとしての決意を感じさせた一曲だったが、そのなかでも窪田七海や広本瑠璃は柔らかなニュアンスを曲中で出すようになっていたりと、1年経っていろいろな表情を見せてくれる曲になっていた。後半戦に差し掛かっているものの彼女たちの歌の力強さは落ちることもなく、ダンスも乱れがないところにこの1年で培ってきた「8人でのOCHA NORMA」の経験値の大きさが感じられた。 続いて西﨑美空が「踊りまくれー」と煽り、6曲目の「黙ってついてこい!」を披露する。途中のラップパートも印象的な1曲だ。そのぶん、曲の表情も途中で変化するような1曲だが、いまのOCHA NORMAは単に歌い上げるだけではないものを感じさせ、「表現力の求められる曲での表現が進化している」という印象を受ける。とくにこの曲に関しては、西﨑美空が「黙ってついてこいー!」と叫ぶパートでロングトーンを見せるなど、彼女の存在感が際立っていた。ダンスもステージを大きく使って横一列に並んで見せるタイプのダンスから、中央に集まって見せるフォーメーションダンスまで、グループの表現の幅が広がっているのを感じさせる。どこにいてもすべてのメンバーの顔がよく見えると感じるのは、それだけフォーメーションが正確な証拠だろう。 OCHA NORMA ライブはそのままラストの1曲となり、「想定内!」のイントロが流れると、斉藤円香が「一緒にタオル回してください!」と叫んだのを合図に、メンバーもそれぞれにメンバーカラーのタオルを手に取った。この曲は中島卓偉による楽曲で、ファンからの人気も高い一曲だ。サビになると、待ってましたといわんばかりに会場全体が一体となってタオルを回しはじめる。途中、ステージ上では余裕を見せる北原ももがカメラに向かって「ファンサ」をする場面も見られた。 メンバーがステージいっぱいに広がると会場はさらに盛り上がりを増していき、間奏に入ると斉藤円香がさらに「おい!おい!」とファンたちを煽った。最後に、OCHA NORMAの名物ともいえる筒井澪心と西﨑美空のハモリが披露され、心地いい後味のままTIFのステージを終えた。 OCHA NORMAは2025年2月に石栗奏美と田代すみれが卒業。昨年のTIFではまだその影響が感じられ、筒井澪心を歌唱の軸とした「8人体制のOCHA NORMA」へと移行している途上と感じられる部分もあった。その影響もあったのだろうか、それぞれのメンバーが「自分の役割を果たそう」と気負いしている部分も一部感じられるところもあった。しかし、さまざまな変化を乗り越えてきたことで、グループとしての違和感のない、もう何年もこうしてパフォーマンスをしているかのようなグループに仕上がっていた。もちろん、余計な気負いは感じられなかった。 「8人体制のOCHA NORMA」の完成形をたった1年で見せてくれた彼女たち。そう思うと、パフォーマンス以上に、なんと頼もしいグループになったのだろうと思わせてくれるステージだった。
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ステージの様子は?
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東京大学卒業後、出版社にて多数のベストセラーを担当し独立。書籍編集、著者プロデュース業のほか、アイドルを中心としたエンタメ記事などを担当。認定専門公認心理師としても活動し、とくに離婚、DV、虐待、モラハラなどに関連した家族・夫婦のカウンセリングや犯罪被害者の支援を行う。X:@mellowamber

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