更新日:2025年08月04日 11:32
エンタメ

つばきファクトリーがTIFのステージで多様な「顔」を見せる!

―[TIF2025]―
モーニング娘。’25らが所属するハロー!プロジェクトのアイドルグループ・つばきファクトリーが、お台場で行われた世界最大のアイドルフェス「TOKYO IDOL FESTIVAL 2025 supported by にしたんクリニック」(以下、TIF2025)の3日目に登場した。 つばきファクトリーピークは過ぎたもののまだまだ暑さの残るHOT STAGEに登場したつばきファクトリー。メンバー全員で大きな「ハート」を作ったのを合図に「シークレットサマー」のイントロがかかった。「爽やかさ100%」といえるつばきファクトリーらしい一曲だ。河西結心のソロパートも目立ち、彼女の透明感がより印象的に映った。一方、最年少メンバーの土居楓奏もまたフレッシュさを感じさせるが、センターに立つと堂々と歌い上げ、大きなコールが巻き起こっていた。 つばきファクトリー続いて「My Days for You」を披露。事務所の先輩・真野恵里菜が2010年に発表した人気曲だが、つばきファクトリーがカバーし、6月に13枚目のシングルとしてリリースされた。冒頭のセリフのような歌詞を石井泉羽が印象的に歌い上げスタートすると、ゆったりとした曲調に乗せ、しっとりと聞かせるようにメンバーたちも歌い上げる。しかし、そう思ったのも束の間、人気曲だけあって大きな声のコールが鳴り響くと、しだいに手拍子が起こり、サビでは一斉にファンたちが飛び跳ねてクラップを開始し、一気に場を盛り上げた。じつはこの飛び跳ねながらの“ジャンプクラップ”はこの曲の「お決まり」のパフォーマンスだ。お台場の開放的な会場とあって、いつも以上に大きな盛り上がりを見せた。 いったんMCに入り、若いメンバーから順に自己紹介をすると、続けて小野瑞歩が「もっと声を出せますかー」と煽り、「最高の夏の思い出を作っていきましょう」と呼びかけた。 続けて「悲しみがとまらない」を披露。「My Days for You」と両A面でリリースされた13thシングルの一曲であり、杏里の同名曲をカバーした一曲だ。この曲では豫風瑠乃のソロが目を引く。彼女の表情に「憂い」のような「奥行」が感じられ、つばきファクトリーらしさを演出する表現力が備わってきているのを感じさせた。ラストはつばきを引っ張ってきた小野瑞歩と秋山眞緒がダブルセンターに立ち、頼もしさを見せながら曲を締めた。 つばきファクトリーその2人のイメージのまま曲は「大好きなのに、大好きだから」に続く。こちらも13thシングルに収録された曲だが、すでにライブで盛り上がる曲としてファンたちに愛されている一曲だ。間奏ではメンバーたちが拳を突き上げるのに同調するようにファンたちも拳を突き上げるのがお決まりのパフォーマンスになっている。このお台場の会場でも一斉に拳が上がり、圧巻の光景を見せてくれた。 続いて爽やかなアップナンバーの「断捨ISM」を披露。サビではファンたちが思い思いにタオルを振り回したり、手を上げたりして盛り上がった。途中、横一列に並ぶつばきファクトリーのセンターにリーダー・谷本安美が立ち、ソロを歌う光景は、いまのつばきファクトリーを象徴するようだった。 つばきファクトリーラストナンバーには、TIFでも定番となっている人気曲「今夜だけ浮かれたかった」を披露。毎年、暗くなり始めたTIFの地で聞くこの曲は、あまりに歌詞とステージがマッチしていて盛り上がらずにはいられない。今年はまだ明るい時間帯でのパフォーマンスになったが、当然、この曲の勢いが衰えることはない。次々に歌唱メンバーが変わり、その歌声を聴き入っているだけであっという間に曲は終盤に差し掛かってしまう。そんななか、「今夜だけ浮かれたかった」というタイトルにもなっている歌詞を歌い上げる小野田紗栞の表情はやはり目を引いた。大盛り上がりのまま、あっという間のつばきファクトリーのステージが終わった。 つばきファクトリーは今年4月、縦横無尽のパフォーマンスや独自性ある発言で、いい意味で「違い」を見せつけてきた「リトキャメ」の一人、八木栞が卒業した。その影響があるかどうかはわからないが、福田真琳のパフォーマンスにはより魂のこもった熱量と、一瞬一瞬が身を削っているような儚さのようなものを感じさせた。それが、つばきファクトリーの魅力を劇的に高めているのは間違いないだろう。その一方で、昨年が初めてのTIFとなった石井泉羽、村田結生、土居楓奏による「ひなーず(3人の愛称)」の3人が大きくパフォーマンス力を向上させている。とくに土居楓奏は多くのソロを任されるようになっており、この1年で存在感を大いに増した1人だろう。メンバーの変化とともに最近は「強さ」も感じさせるつばきファクトリー。TIF2025もそんな多様な「顔」を見せてくれるステージになった。 つばきファクトリー取材・文/綿谷 翔 撮影/後藤 巧 <セットリスト> 1. シークレットサマー 2. My Days for You MC 3. 悲しみがとまらない 4. 大好きなのに、大好きだから 5. 断捨ISM 6. 今夜だけ浮かれたかった
―[TIF2025]―
東京大学卒業後、出版社にて多数のベストセラーを担当し独立。書籍編集、著者プロデュース業のほか、アイドルを中心としたエンタメ記事などを担当。認定専門公認心理師としても活動し、とくに離婚、DV、虐待、モラハラなどに関連した家族・夫婦のカウンセリングや犯罪被害者の支援を行う。X:@mellowamber
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