名作映画&小説[ザックリ一言解説]集
映画史上、文学史上に残る名作たち。一応知っておかないと恥ずかしい気はするけど、なかなか時間もないし面倒なもの。そんな名作を、見た人、うろ覚えの人、未見の人にザックリ一言で語ってもらいました。これを読めば、あの名作が一瞬で理解できる!(かも)
紹介しきれなかった作品をさらにザックリ一言解説!
まずは映画部門から。小粋な名セリフ満載の『カサブランカ』は「戦争中に君の瞳に乾杯する話」(28歳・主婦)、「昨日のことは覚えていないハンフリー・ボガートが君の瞳に乾杯して、ウェイターに『ピアノであの曲を弾くな』と言う話」(42歳・男・自営)と、やはりセリフに注目が集中。
オードリー・ヘップバーン主演の『ローマの休日』は「お姫様のぶらり途中下車ローマの旅」(28歳・女・アパレル)、「はぐれ王女様のローマ街巡り・純情派」(31歳・男・不動産)、「1日デートムービー。オードリーの映画版未来日記」(25歳・女・フリーター)と、映画の楽しげな雰囲気を表現。
『E.T.』には意外に冷めた見方が多く、「ブサイクな宇宙人が地球に滞在してからお国に帰るまでの話」 (36歳・女・派遣)、「犬や猫を拾う感覚で、親に隠れて宇宙人を飼い始める男の子の話」(26歳・男・フリーター)って、E.T.は友達じゃなくペット扱い!?
小説部門では、梶井基次郎『檸檬』を「脳内で檸檬爆弾を爆発させまくる妄想狂のお話」(30歳・主婦)とバッサリ。谷崎潤一郎『春琴抄』は「ドMとドSの波瀾万丈なラブストーリー。火傷したお嬢さんを見ないように、自分の目を
失明させるドM男の話」(29歳・主婦)だし、三島由紀夫『仮面の告白』は「三島、己の性を語るの巻」(32歳・男・コンピュータ)と、直球勝負の解説が続出だ。
海外文学では、ドストエフスキーの『罪と罰』が「”選ばれた人間は正義のためなら人を殺したりしてもいいよね”的な危ない思想を持ったババア殺しのバカの話」(31歳・男・運送)。カフカの『変身』は「虫になったおかげで、父親からDVを受ける男の悲劇」(43歳・女・出版)で、カミュの『異邦人』は「『太陽がまぶしくて人を殺してしまいました。まあ、適当に言ってますけど』という男の話」(30歳・女・小売)。どれもこれも当たってるような……。
取材・文/石島律子 漆原直行 昌谷大介
イラスト/花小金井正幸
― 名作映画&小説[ザックリ解説]大賞【10】 ―
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