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気鋭の女社長、もふくちゃんが語る秋葉原のいま

電気街、パソコンの街、オタクの街としての“マニアック”なイメージを生んだ秋葉原。しかし、家電店やPCショップの老舗が消え、同時にマニアでない人々の流入で変化が起きている。そんな秋葉原の“今”を追った

◆サブカルチャーの申し子が薦める今のアキハバラ

福嶋麻衣子氏

福嶋麻衣子氏

 ’07年にライブステージ併設のカフェ・バーとして秋葉原にオープンした「ディアステージ」の女性社長の“もふくちゃん”こと福嶋麻衣子氏は、AKB以降のアイドルブームから秋葉原はメイド喫茶からアイドル業態の街へ変わったところに注目する。

「現在の主流は、ステージ併設してライブ前提の店づくり。来年にかけて、大手芸能事務所などが多数、大規模なライブカフェに参入してきそうなので、チェックです」

 これまでは雑居ビルなどでマニアが小規模な投資で学園祭のノリで店舗を開始していたが、大手の参入で敷居は上がっているようだ。

「通い詰めるマニア率は減って、月に数度友達とライブを見にくる女性率も高いですね。他に成長している業態は、女装男子向けコスプレ用品を置いている店。お客さんの年齢層も若いし、ピークは越えたけどいまだに伸びている印象」

 秋葉原の経営者ならではの悩みもあるとかで。

「客層が細分化されているけど、横に広がらないんです。アトレも象徴的で、こんなに女性はいたの? と驚いたけど、ほかの店舗には足を向けてくれない。目当ての店に来るだけが秋葉原の客の流れみたいです。客層がさらに細分化されてアンテナショップが乱立する、人種ならぬ趣味のサラダボウルになりそう」

 一見、多様な店ができて、“非オタ”な人も増えたけど、興味の対象一筋なメンタリティはそれでも健在ってことか?

【福嶋麻衣子氏】
ライブカフェ「ディアステージ」、クラブ「MOGRA」運営のディアステージ社長。通称“もふくちゃん”。黒崎真音、でんぱ組.incとデビュー組も多数輩出している

― 脱マニア化する秋葉原の今【4】 ―




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