減少するメイドカフェ。生き残りの策はありや?
―[脱マニア化する秋葉原の今]―
電気街、パソコンの街、オタクの街としての“マニアック”なイメージを生んだ秋葉原。しかし、家電店やPCショップの老舗が消え、同時にマニアでない人々の流入で変化が起きている。そんな秋葉原の“今”を追った
◆メイドカフェ衰退!? 一般層に人気な店は?
近年、AKB48やガンダムなどメジャーなコンセプトカフェができ、駅前には長蛇の列。その人気ぶりは、「平日でも混むときがあります」(カフェ店員)というほど、一般層まで広がりを見せている。
一方で、アキバの代表格メイド喫茶は、衰退気味。今月16日には、老舗店「JAM akihabara」が閉店したばかり。そのなかで、生き残りをかけたサービスを展開する店も増えている。
「初めて来るご主人様向けのセットメニューの充実や商品開発に力を入れてます」(某店で働くメイド)
また、イベント主体のカフェも登場。「グッドスマイルカフェ」は、痛車が参戦するGT選手権観戦イベントを開催するなどイベント内容を充実させた。さらに、つんく♂プロデュースの「バックステージ pass」は、アイドル育成に参加できるシステムを導入。実際に行くと、なんと2時間待ち!
店舗数は減りつつあるが、それゆえ、広がった秋葉原の客層にあわせて、多様なサービス展開をする店も増えたようだ。その結果、一般層への門戸が広がってきているのかもしれない。
― 脱マニア化する秋葉原の今【3】 ― ハッシュタグ