「お金のことばかり考えていた」女が変わったキッカケとは?
性に奔放な女子。すなわちヤリマンが市民権を得て久しい。そんな彼女たちは性欲の悪魔に取り憑かれているわけではない。結婚もすれば、仕事の都合で自由にセックスをする環境から離れることもあるのだ。「昔は遊んでいたけど、いまは落ち着いた」と自負する元ヤリマン当人の素顔を覗いてみよう。
【エクスタシーを知って脱ヤリマン】
◆「セックスはお金の代替」だった女が性に目覚めて引退
●篠宮麻衣さん(仮名)28歳・飲食店
●体験人数 200人/ヤリマン期間 17~26歳
人懐っこい雰囲気と、ほんわかとした口調が男好きを連想させる麻衣さん。男に誘われたら断れないようなユルい雰囲気を漂わせている彼女が、ヤリマン化したのは高校時代。当時の乱れた生活を他人事のようにあけすけに振り返る。
「とにかく経験人数を増やしたくて同級生や他校の男のコとヤリまくってた。友達と数を競っていたこともあったし、ナンパは最初からエッチが目的だと理解していたから即ヤリは当たり前。前戯なんていらなかったから、すぐに挿入していいよって自分から言ってた。当時は好奇心からそういう行為を繰り返してただけで、特別エッチが好きだったわけじゃない」
高校卒業後、フリーターになった麻衣さんは、お金に困ってヌードモデルのバイトを始める。キッカケは某SNSの書き込みだった。
「暇潰しに書き込みを見てたらヌードモデルを募集しているオジさんを見つけたの。AVだったらリスクも高いけど、個人のヌードモデルだったら誰にもバレないだろうってことで、軽い気持ちで応募したら脱ぐだけで何万円も貰えて。それに味をしめて、SNSや出会い系サイトの掲示板を使ってヌードモデルを始めたんだ」
学生時代は数を増やすためだけに、いろんな男とヤリまくっていたが、セックスがお金になると知ってしまうと、タダでやらせるのがもったいなくなったという。
「お金が介在するので仕事と割り切って知らない男とセックスしまくったけど、気持ちいいと思ったことは一度もない。仕事だから演技で声は出すけど、頭の中はお金のことばかり考えてた」
彼女が脱ヤリマンしたのは、就職して生活が安定したことと、2年前に生まれて初めて本命の彼氏ができたことが理由だった。
「彼は10コ年上なんだけど、自分よりも私を気持ちよくさせることを優先するの。そのおかげで初めてエクスタシーを知って、セックスの良さを教えてもらった。男子高の野球部のロッカーに裸で入れさせられたり、亀甲縛りの状態で宅配ピザを受け取ったり、『人としてどうなの?』っていうような変態プレイも多かったけど、それも、セックスのときに相手が尽くしてくれるから受け入れられた。それからは、不特定多数とのセックスがバカらしくなっちゃった」
聞いてると、ヤリマンよりもタチが悪くなった気もするが、「彼なしじゃ生きていけないから浮気は絶対にありえない。セックスが好きになっただけでヤリマンとは言わないでしょ?」
男と1対1で向き合うことによって、脱ヤリマンできた好例といえる……のかも。
― 人間ドキュメント[元ヤリマンの現在(いま)]を追跡【10】 ―
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