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【レトロゲーム音楽の演奏ブーム】中心はファミコン世代

ニコニコ動画黎明期から、ファミコン曲の演奏動画で人気を得た面々が今、飛躍している。なかにはファミコンやスーファミなどのゲーム機を楽器に改造してしまった人もいるようだ。彼らは一体、何者なんだ?

【演奏できるスーパーファミコン】

スーパーファミコン

中身は入力コントローラーの入力受け付け部分のみを残してある。コントローラーのボタンを押すと、右奥のマイコンに信号が入り、左の白いコネクタを通して左端のアンプへ。そこから上部のカセット状のスピーカーへ行く

 技術系の工作動画をニコニコ動画に多数公開しているnicobowさんはスーパーファミコンを楽器に改造してしまった。

「もともと音ゲーが好きなのですが、音ゲー内で弾けるのは指定された曲だけ。単独でそういったボタンを押すだけで演奏できる楽器があれば、自由にいろんな曲を演奏できると思って、思い入れのあるゲーム機であるスーファミを改造してみました。ボタンも8個で、ドレミファソラシドと数も合っていてちょうどよかった」

 涼しい顔で語るnicobowさんだが、実際にこのスーファミを演奏してみると案外難しい。

「僕自身は、楽器は弾けず、音ゲーが得意なので、こっちのほうが簡単ですけどね(笑)」

演奏できるスーパーファミコン
てっぺい先生

てっぺい先生

【てっぺい先生】

本業は岡田鉄平名義でのクラシックのバイオリニスト。Twitter @teppei_sensei

◆プロの手による“演奏してみた”

 ニコ動でレトロゲーム音楽をバイオリンで演奏するてっぺい先生は、その意味についてこう述べる。

「ファミコンは3和音しか音を出せない制限がありました。ですが、最近のゲームはフルオーケストラ演奏を録音したものが使われていることが多く、わざわざひとりで弾いてもランクダウンするだけ。レトロゲーム音楽は、機械がやっていたのを人の手で演奏するところに面白さがあるんです。ファミコン世代が趣味を楽しめる年齢になっている今、しばらくはゲーム音楽演奏は盛り上がるでしょうね」

取材・文・構成/朝井麻由美
― 名作[レトロゲーム音楽]の魅力【3】 ―





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