更新日:2012年09月20日 16:15
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にぎやかな市街地に残る「神隠しの森」の異様(市川市)

まだまだ残暑が続くなか、夏の風物詩の怪談も聞き慣れてしまい、もっと怖いものを……とはやる気持ちを抑えられない人も多いはず。ならば実際に怪奇体験をしてみたらどうなるのか、本誌記者たちが体を張って心霊スポットに突撃してみた。 【絶叫その5】八幡藪知らず <市川>人の痕跡が失われた極小のパワースポット
八幡藪知らず

場所は本八幡駅から徒歩5分。足を踏み入れると二度と戻れないという伝説がある

 市役所の斜め向かい、ターミナル駅から広がる商店街の一角には、足を踏み入れると二度と戻れなくなる禁足地、神隠し発祥の地ともいわれる八幡藪知らずがある。開発され尽くした賑やかな一帯の中で、わずか10m四方の“森”だけが、人の痕跡を一切拒絶した自然のままの姿を晒している。四角に切り取られた森は、区画をはみ出して電線に絡みつき、遠目から見ると、なんとも異様な雰囲気を漂わせており、まさに異界。  市街地にあるにもかかわらず、小さな森の中はゴミ一つなく人の気配がいきなり消える。半面、敷地の外は往来の激しい車道が走っており、森の中と外のギャップには静かな迫力が確かにあった。だが、残念なことに霊感のない記者にはそれ以上の“何か”をキャッチすることはできなかった。  近隣住民にとっての藪知らずは「神様に守られた場所」という認識がされているようだ。いたずらに入ると神隠しに遭ってしまう……かもしれない。
八幡藪知らず

森は区画をはみ出して電柱を巻き込むほど野放図。森の中の木々を切ると祟りに遭うとも……

― 噂の[心霊スポット]絶叫ルポ【6】 ―
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