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「たっちゃん池」で溺死霊に呼びかけてみた

まだまだ残暑が続くなか、夏の風物詩の怪談も聞き慣れてしまい、もっと怖いものを……とはやる気持ちを抑えられない人も多いはず。ならば実際に怪奇体験をしてみたらどうなるのか、本誌記者たちが体を張って心霊スポットに突撃してみた。 【絶叫その3】たっちゃん池 <狭山>溺死した少年の霊が黄泉の国へと誘う 心霊 都立狭山公園内にある宅部池は豊かな自然に囲まれ、日中はジョギングやピクニックで賑わっているのだが、夜は一変。池から白い手が伸び、子供のすすり泣く声が聞こえる心霊スポット「たっちゃん池」として、心霊マニアたちで賑わっている。  現場に着くと、丁寧にもたっちゃん池の由来が書かれた看板が立てられており、記者たちは少々面食らってしまった。 「たっちゃんと呼ばれる少年が溺れ、それを助けようとした泳ぎの得意な2人も亡くなってしまった」  ほかの心霊スポットのように尾ひれのついた都市伝説ではなく、「本当に事故がありました!」と宣言されたおかげで恐怖心が募り、一気にテンションが下がってしまった。  せり出したウッドデッキを歩くと、ミシミシと不気味な足音が響くのだが、すすり泣く声など聞こえない。池を覗き込んでみても暗くて何も見えない。目を凝らして見ても、白い手どころか魚の影すら見えなかった。ならばと意を決して、池に向かって「たっちゃーん!」と呼び掛けたのだが、返ってきたのは大量のウシガエルの鳴き声だけだった……。 イラスト/村田らむ ― 噂の[心霊スポット]絶叫ルポ【3】 ―
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