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CIAのfacebook世界IT洗脳計画をバラす!【後編】

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米空軍が開発した、驚異の大衆操作ソフト

 カナダの『グローバル・リサーチ』など欧米の複数の機密情報暴露サイトによると、CIAはアラブ諸国に住む、フォロワーや「友達」が多く、影響力の大きいユーザーを極秘裏にリクルートしたという。ユーザーたちを米国に呼び、買収や脅迫、洗脳を行った。そして、彼らは大衆を扇動するための特別な訓練を施され、本国へと戻されたのだ。国内の支配体制が強固なアラブ諸国では民衆の自発的な蜂起は難しいが、国内外から同時多発的に「デモをやろう、ムバラクを倒そう」という声を上げることで、簡単に当局の規制を切り崩せるというわけだ。また、欧米のサイトや私の情報ネットワークによると、米空軍は、数百人分の架空フェイスブックアカウントをAI(人工知能)で操るソフトを開発済みで、エジプト革命でこれが実験として使用されたという。このソフトは、性別や言語、世代による発言内容の特徴を使い分け、あたかもまったく複数の人格が投稿しているように見せかけることができる。エジプトに住む20代の女性がアラブ語で、日本に住む60代の老人が日本語で、といったふうにだ。多数派意見に流されやすいネット世論において、このソフトはとてつもない影響力を発揮する。

 こうしたネット操作にムバラク政権はいち早く気づき、ネットを遮断する対処策に出た。また工作を続けさせないため、エジプトにいたグーグル幹部を当局は逮捕した。しかし、黒幕たちは支配下に収める欧米メディアを使い、「言論の自由が侵害されている」というキャンペーンを張り、国際世論全体で非難するという形でエジプト政府に圧力をかけた。この間、グーグルは電話でツイッターに投稿するサービスをエジプト人向けに開始したりもした。

 CIAは、こうしたネット工作と並行して、さまざまな工作活動を行っている。例えば、カイロの刑務所に工作員を送り込んで受刑者の集団脱走劇をデッチあげ、デモ隊の中に投入していた工作員が呼応して車や商店を破壊した。暴力行為が起きていることをわかりやすくテレビの前で示したのだ。カイロ博物館の美術品略奪と破壊も工作員の手によるものだ。こうして、収拾不能の混乱と暴力から市民を守るという、エジプト軍が介入する口実ができた。エジプト軍の幹部は、今回の革命の直前にペンタゴンを訪れていたことが判明しているが、こうした一連のシナリオは、すべてアメリカが描いたのだ。『Rense.com』などで暴露された情報によれば、エジプトの警察署で、革命の手順が記された”計画書”が公安機関の内部文書として見つかっている。反政府運動を扇動し、軍が介入したところでCIAの工作員は扇動をやめるというものだ。

 こうした幾重にも重なる工作の結果、エジプトは”陥落”した。そして、革命の舞台はリビアへと移った。しかし、カダフィは予想外の抵抗を見せ、すべてはシナリオどおりというわけにはいかないようだ。反政府側はリーダー不在で見通しが立っていないのが最大の原因だろう。リビアで失敗すれば、黒幕たちのアラブ全体の目論みも暗礁に乗り上げかねない。彼らの最終目的は、あくまで最大の産油国であるサウジアラビアだからだ。

 米経済は、’11年の財政赤字が約140兆円に達し、過去最悪を更新した。黒幕たちも窮地に立たされている今、ネットを含めたなりふり構わぬ世論操作に打って出る可能性は高い。SNSなどで、モニター越しに見る他人の発する”言葉”は、巧妙に操作されたものだと疑ってみることが必要なのだ。

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― CIAのfacebook世界IT洗脳計画をバラす!【2】 ―

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