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パプアニューギニアの選挙は決まるまでが長かった!

候補者の名前連呼、お決まりの選挙ポスターばかりが目立つ日本の選挙。じゃあ世界の選挙はどんな感じなの? というわけで、各国大使館や在日外国人、現地在住日本人に各国の選挙事情を聞いてビックリ! 選挙権年齢はもちろん、投票方法、投票率、選挙運動も日本とは全然違うのだった。これを読めば、アナタも選挙に行きたくなるはず! パプアニューギニア 全国109の選挙区で最終結果が出そろうまで、1か月~1か月半 「この国の選挙は”戦争”のような一面も。大変な熱気と混乱、時には危険が伴います」と、パプアニューギニア専門の旅行会社「PNGジャパン」のポートモレスビー支店・上岡秀雄支店長。 「投票日は地区によって異なり、選挙管理委員会と治安維持部隊が都市を移動しながら投票を進めていきます。各都市で投票に1日、開票に2~3日程度かかるので、すべての都市部で結果が出るまで2週間くらいかかります」  山間部や島しょ部といった僻地も多く、「このようなエリアでは、投票自体が終わるまでに2週間かかることも。投票箱の回収や開票にも時間を要し、投票から結果が出るまで3~4週間なんてケースすらある。全国109の選挙区で最終結果が出そろうまでに、1か月~1か月半という長期戦です」  投票時は、投票所で氏名を告げて名簿と照合。とはいえ「身分証明書を持っていない人も多く、転居した人や死亡した人が名簿に残っていたりするから、本人確認はかなり適当」らしい。 「投票が済むと指に蛍光塗料を付けるのですが、レモン汁で簡単に落とせてしまう。だから別人の名前で重複投票する人も出てくる」  選挙運動はラジオや新聞広告が中心。現金バラマキ(もちろん違法)、飲食接待なども横行しており、「有権者のなかには、各候補者のキャンプを渡り歩きながら飲み食いする人もいる。メディア露出にしろ、有権者への接待にしろ、とにかくカネが必要なので、どうしても財力のある候補者に票が流れてしまうのも問題」とは、絵に描いたような金権選挙ですな…… 取材協力/PNGジャパン http://www.png-japan.co.jp/ ― [世界の選挙]ビックリ!白書【9】 ―
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