日本ギャルママ協会、被災地のママへ母乳パッドを届ける
”ワル”ばかりではない。ギャルママの総本山、「日本ギャルママ協会」は、震災の翌朝から、全国の支部長にメールを流した。そこから所属するサークルの代表、各々のメンバーと、ピラミッド式の連絡網を駆使。現地のママへ送る物資を集めた。
「同じママだから、被災地のママたちが何を必要としているかわかります。例えば母乳漏れを防ぐ母乳パッドは、ママじゃないとなかなか気づきません。だから、彼女たちにピンポイントで届けるのが私たちの役割だと思っています。初めはギャルママ協会の人間だけの取り組みでしたが、皆がアメブロやミクシィの日記に書いてくれたから、ギャルではないママや女子高生からも届くように。情報がツイッターにも書かれたからか、男性からも届きました」(副会長・上野さやか)
取材当日も、届いた物資の仕分けを慌ただしくしていた彼女たち。途中、今回の支援物資を共同で運ぶ「プラムズハート女子プロレスの会」代表の尾崎魔弓と神取忍が応援に駆けつけた。まさに、ギャルとヤンキーのコラボレーションだ。神取がギャルママとの共通点を、以下のように語る。
「私らは理屈じゃなく感覚の世界で生きている。大変な人がいたら手を差し伸べるのが当然だよね」
(文中・敬称略)
実家が南三陸町のママも手伝いに。「お母さんと連絡が
取れてほっとしたけれど、率先して皆を助けたい」
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