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「日本車 VS ドイツ車 VS フランス車」4種目対決の“勝車”は?

⇒【前編】
日本車?ドイツ車?フランス車?クルマ選びの基準を牛丼に例えてみた


今回登場するシトロエンC4というクルマが、あまりにもマイナー過ぎるので、日本車&ドイツ車と4種目で対決させつつご紹介したいと思います。


 まず値段。シトロエンC4は、1.6リッターノンターボエンジンを積んだ普及モデルが256万円。

 一方、BMWミニ初の4ドア車として売れ行き好調のミニ・クロスオーバーは、“クーパー”のATモデルで312万円とチト高い。

 日本車は、最もポピュラーな一台ということでトヨタヴィッツのRS(1.5リッター)を選んでみました。ヴィッツなら100万円そこそこだろうと思ったら大間違いで、RSは179万円。しかもナビが22万円、その他オプションも合計すると208万円! それでも圧倒的に安いけど、ヴィッツに200万円かあ、と思うとかなりシビれますな。

 走りは、3台とも可もなく不可もなし。ヴィッツもさすがRSはしっかりしてる。ミニはドイツ車らしくガッチリだが、ノンターボモデルの加速はイマイチ、ヴィッツRSといい勝負だった。

 そしてシトロエンは、さすがおフランス製、乗り心地がフンワリしててダントツにステキ。エンジンはミニとほぼ同じ(ミニから技術供与)。組み合わされるATは、ミニは6速、C4が4速で、メカに差がついているが、乗り心地のリードでC4の勝利でした。

 オシャレ度は、ヴィッツは圏外。ヴィッツというだけで、高速ではナメられアオられっぱなし(涙)。ミニはインテリアのオシャレ度がブッチギリ。そしてオシャレが命のはずのフランス車・シトロエンC4は、見た目がどこか三菱車っぽく、内装もやや地味。残念ながらミニの後塵を浴びました。

 最後の種目は燃費対決。富士スピードウェイ周辺の一般道を3台連なってフツーに走らせてみたところ、ヴィッツRSがリッター15.4kmでトップ、続いて6速ATのミニが11.7km、4速ATのC4が10.9kmという結果に。

 最近、国産車ユーザーの間では、燃費性能の重視度が急上昇中で、値段(値引き)と室内の広さの次くらいに来ているが、ガイシャユーザーはまだ優先度10番目以下というのが現実です。結局、お互いターゲットがカブることは皆無なので、こうやって比較しても、まったく意味ないっちゃないんですが……。

燃費だけならヴィッツRSの大勝利。でも、ガイシャユーザーは国産車ユーザーほど燃費を気にしていません。値段も燃費もデザインもステキな1台はないんでしょうか……

【結論!】
このように4種目中2種目で勝利を挙げたヴィッツが優勝しましたが、この3台を比較検討するユーザーなんぞ絶無。ただ、日本市場のシェアはこうして決定されているのだなあ、ということだけは感じていただけました?

文/MJブロンディ(Text by Shimizu Souichi) 写真/池之平昌信

1962年東京生まれ。慶大法卒。編集者を経てフリーライター。『そのフェラーリください!!』をはじめとするお笑いフェラーリ文学のほか、『首都高速の謎』『高速道路の謎』などの著作で道路交通ジャーナリストとしても活動中。清水草一.com


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