「19 16 1 !」……この文字列は何を意味する?
突然ですが問題です。次の文字列は、何を表しているでしょう?
19 16 1 !
(答えは本記事のラストにて)
ここ数年ずっとブームが続いている“体験型謎解きイベント”では、上記のような暗号めいた問題や、クロスワードなどのおなじみのパズルが出題される。制限時間内に謎を解いてクリア条件を揃えるのだが、これが「あと一歩だったのに!」と絶妙なバランスの難易度で作られていることが多く、中毒者が続出しているのだ。今回、その謎解きイベントのパイオニアでもあるSCRAPが手掛ける「本屋迷宮からの脱出」(~5/5まで開催中)へ行ってきた。ちなみに、こういった謎解きイベントではネタバレはご法度。差支えのない範囲で写真とともにレポートする。
会場は神保町の書泉グランデ。“本屋迷宮”だけに、本当に本屋の中で謎解きをするのだ。まずは、会場に集まった取材陣に、例題として、取材用の特別謎が配られた(※取材日限定のものです)。
⇒【写真】配られた謎 https://nikkan-spa.jp/?attachment_id=425175
<例題>
・設楽は、海賊学の本に挟まっていたメモの切れ端を見つけた。(3階)
・渡邊は、巣箱の蓋を開けてメモの切れ端を見つけた。(2階)
・林は、T倉健が見つめる先の王妃と海賊の間にメモの切れ端を見つけた。(1階)
・浅田は、DVDコーナーのN澤Mさみを引き抜いてメモの切れ端を見つけた。(地下1階)
『設楽は、海賊学の本に挟まっていたメモの切れ端を見つけた。(3階)』の指示通りに3階を探しに行くと……あった!
この本に“メモの切れ端”が挟まっているはず……正解!
⇒【写真】ファンタジー関連書コーナーで「海賊学の本」を発見 https://nikkan-spa.jp/?attachment_id=425177
本屋内の探索の要領が掴めたところで、いよいよ本番の「本屋迷宮からの脱出」が始まった。本来はこのゲームに制限時間はないが、取材日は特別ルールとして、1時間以内に脱出するという制限が設けられていた。「本屋迷宮からの脱出」では、受付時に購入するゲームブック「本屋迷宮」を使用。小説を読み進め、時折出てくる謎解きや指令に従い、ゲームを進めていく。
この本の舞台は書泉グランデ。実際の書泉グランデとも当然リンクしており、「○○(人物名)は、5階のドコソコのコーナーでホニャララをした」などといった本の中での言動を追うように動くと、謎解きに必要なキーワードを発見できる。
髪を振り乱してキーワードを探し、
階段を何度も上り下り。
探索中に、ついつい無関係の本に目移りしがちなので注意。
そうこうするうちに、あっという間に制限時間が迫り、ヒントコーナーにすがりつくも、
⇒【写真】ヒントコーナー https://nikkan-spa.jp/?attachment_id=425191
脱出失敗……。
不名誉な結果となってしまったが、謎解き中に気を散らして店内物色をしていたおかげで、鉄道書コーナーでは本気度の高い鉄道グッズに出会ったり、
⇒【写真】https://nikkan-spa.jp/?attachment_id=425198
ミリタリー関連コーナーでは軍人マネキンに遭遇したり、
⇒【写真】https://nikkan-spa.jp/?attachment_id=425201
書泉グランデの粋なディスプレイを堪能することができた。ゲーム内の指示をこなしながら、普段見ることのないようなコーナーを通りかかり、思わぬ発見に満ち溢れた1時間となった。脱出できなくたって、いいのだ。試合に負けて、勝負に勝った気持ちでいっぱいである。(※負け惜しみです) <取材・文/朝井麻由美 撮影/林健太、岩田マサヤ>
【冒頭の問題の答え】
SPA!
アルファベットの19番目の文字はS、16番目はP、1番目はA。この形式の問題は謎解きイベントで出題されることが多く、中にはアルファベットと数字の対応表を自作して持ち歩く人もいるそうだ……。
●本屋迷宮からの脱出
書泉グランデ(千代田区神田神保町1-3-2)にて、2013年5月5日まで開催。
http://realdgame.jp/archives/3911
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