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「嫁の料理に文句を言うなら、転職しろ!」掟ポルシェ

愛する妻の手料理を「マズい!」と感じたときこそ、男子一生の正念場。自分の料理の腕を棚に上げ、改善を求める男に逆ギレするメシマズ女たちには、どう立ち向かったらよいのだろうか。「男道」を説き続ける異形の説教アーティスト、掟ポルシェ氏に聞いた。 ◆文句があるなら毎日外食できるくらい男なら稼いでみやがれ!!
掟ポルシェ氏

掟ポルシェ氏

「臭いメシを毎日食べさせられるのは、刑務所にいるのと一緒。彼女の料理に悩んでいる独身男性は、勇気を出して言いたいことを言うべきです。それも早ければ早いほどよい。こういう、嫁さんとの味覚のすり合わせというのは、交際期間中や同棲期間中にやっておくことなんですよ。それを先延ばしにしてきた夫たちが、今ひどい状況に陥っているわけです」  悩める夫たちは、まず自業自得を自覚し、自分を変えるところから考えるべきと掟氏は指摘する。 「ダイエットを理由に数日断食してみるのも効果的。あまりの空腹に旨いマズいがわからなくなり、嫁のメシでもガツガツ食える。味覚が鋭敏になって余計マズく感じる可能性もありますが、試してみる価値はある」  続いて掟氏は、さらなる積極策として転職を勧める。嫁のメシのマズさを理由に転職とは、まさに男道である。 「毎日外食できるような高給を稼げる職業に転職したら、すべて解決です。それが難しければ、味の素やカゴメやブルドックなど調味料の会社に転職。『我が社の商品を我が家の料理にかけて何が悪い』と胸を張って主張できます。それすら叶わなかったら、とにかく料理に関する職業に就くことです。自分のブログしか媒体を持たない料理評論家でもラーメン評論家でもいい。『俺は大勢の読者を持っているプロ。このジャンルのメシは俺が作る』と言えばいい」  かく言うようにグルメを突き詰める掟家では、掟氏が料理を作る。家庭の料理に声を上げる男の権利と義務のバランスが問われているのかもしれない。 【掟ポルシェ氏】 現代男性が忘れた男気を啓蒙する、ニューウェイブバンド「ロマンポルシェ。」のヴォーカル&説教担当。なじみの飲食店で一日店長を務めるほどに、料理への造詣は深い。好物はカレー ― 男が悲嘆する[メシマズ嫁]レシピ集【9】 ―
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