ラブホ評論家が断言「ラブホはぼっちでも楽しめる!」
―[「ぼっち」休日動態調査]―
お一人様専門店も登場し、世は「一人客」に対し、受け入れ態勢を整えつつある。半面、仲間と過ごす人を“リア充”と呼び、一人でいることを“ぼっち”と自虐する層も増えている。果たして、「ぼっち」での行動はどこまで許容され、どこで屈辱を感じるのか。孤独感が浮き彫りになる休日に絞って、「ぼっち」の「OK/屈辱」の分水嶺を探った!
<番外編>男女で異なるラブホぼっちの感覚
以前紹介した「ぼっち検定」(https://nikkan-spa.jp/441254)の神クラスに設定されている“一人でラブホテル”。さすがに一人でラブホに「行ったことがある」、または「行ってもいい」と答えた人は珍しかった。
とはいえ、その感覚は男女で異なる。
「ネットカフェだとゆっくり眠れないので、仕事の合間に仮眠をとりたいときは、受付で『一人でも大丈夫ですか?』と聞いて、爆睡していました(笑)」(27歳・女性)
と女性が言うとかなりの豪傑に見えるが、男性はラブホに一人で入らざるを得ない局面がある。
「ホテヘルを呼ぶときは一人で入りますからね。それで慣れて、ただ泊まるだけの目的で利用するようにもなりました」(30歳・男性)
ただし、「ホテヘルを呼んだときは“賢者タイム”のせいか、帰り際にどっとむなしくなりますけどね(笑)」というオチつきだ。
◆ラブホはサービス精神が旺盛
実際のところ、“一人ラブホ”は楽しいのか? ラブホテル評論家の日向琴子氏に聞いてみた。
「ラブホは一人でも十分に楽しめます。カラオケやDVD、ゲームの貸し出しといったサービスが充実していますし、最近はさまざまな映像コンテンツが楽しめるラブホも多い。これらが基本的に無料で利用できるのも利点です」
ノートパソコンや無線LANの貸し出しを行っているホテルも多く、窓がなくて静かな環境のため、仕事がはかどるのだとか。混み合うノマドカフェなんかよりもよっぽどいいのかもしれない。
「お風呂に入ったり、DVDやAVを観たりすると、いい気分転換にもなるんですよ(笑)」
お風呂場が広いうえ、後片付けをしなくていいので、女性の場合は「体の手入れをするのにも便利」とも。また、最近はサービスとして夜食や朝食がついた、ビジネスマンの財布に優しい宿泊プランを用意しているホテルもある。
「ただ、ラブホの中には、一人で利用できないホテルもあります。事前に“ハッピー・ホテル”などの検索サイトで、利用可能な人数を確認しておくといいですよ」
【日向琴子氏】
漫画家、エッセイスト、グラビアアイドル、ラブホテル評論家として、幅広く活躍中。詳細は、http://www.cotoco-hyuga.com/
取材・文/黒田知道
― 「ぼっち」休日動態調査【8】 ―
この特集の前回記事
ハッシュタグ