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【デヴィ夫人×木村三浩氏が大激論】特捜部の“猪瀬潰し”を振り返る

ヘイトスピーチ・デモが社会問題化し、空前の「嫌中」「嫌韓」ブームが訪れるなか、そんな空気を裏付けるかのように起きた浦和レッズの垂れ幕騒動……。安倍政権になって以降、海外メディアからは、さかんに日本の「右傾化」を案じる声も上がっているが、果たして真相は? 現在、何かと話題の保守論客2人が初めて相交える――

デヴィ・スカルノ夫人,木村三浩氏 五輪招致を成功させた東京都のリーダーが、一転、辞任に追い込まれた前代未聞の騒動で、猪瀬直樹前東京都知事と徳洲会を繋ぐ「仲介役」として、新右翼「一水会」代表・木村三浩氏は、たびたびその名を取り沙汰されてきた。

 3月28日、東京地検特捜部は、ある意味“落としどころ”とも言える「略式起訴」(簡裁命令は罰金50万円)で事件の幕引きを図ったが、これに先立つ4日前、今回の対談取材は行われた。

 折しも、木村氏が特捜部の家宅捜索を受けた直後という微妙なタイミング……。本来ならば、企画そのものが流れてもおかしくないところ、デヴィ夫人は「今のような日本の危機的状況を放っておけない!」と、威風堂々と対談の場に姿を現した。

デヴィ夫人(以後、夫人):木村さん、私、心配しておりましたの。

木村:ご迷惑おかけします。いや、ガサ入れに遭って初めて、特捜部が「最強の捜査機関」ということを思い知らされた次第で……昨日、伊勢神宮で禊ばらいを済ませてきたところです(苦笑)。ところで、先日、夫人が空中ブランコに挑戦する体当たり企画をテレビで拝見しまして、いやぁ、ポールダンスもスゴかったが、改めて、夫人の超人的な身体能力の高さに仰天させられました。

夫人:あら、ご覧になったの(笑)。いえね、私もあのときは恐怖のあまり喉がカラカラになるほどで。ただ、私、イルカの背中に乗ってサーフィンしたり、もっと苛酷な企画を克服してきた経験があるので、今回も敢えて挑戦してみましたの。自分の可能性がどこまであるか知りたくて。

木村:それは……頭が下がります。

夫人:私の話はさておき、一連の騒動は落ち着かれましたか。

木村:あの5000万円の借り入れについては、猪瀬さんもすでに完済しており、私がお借りしたお金も選挙後ですから、都知事選には1円も使われていないのは事実です。ただ、猪瀬さんが言うように、仮に「将来の不安から借りたお金」であったとしても、選挙前のタイミングだったということもあり、誰が見ても「選挙資金」と思われても仕方ない……特捜部はそう見立てたのでしょう。ただ、「巨悪」を断罪するのが使命なはずの東京地検特捜部にしては、前例がないくらい額の小さな記載漏れ事件。マスコミが煽った“猪瀬潰し”に特捜部が躍起になる姿は、先の「検察不祥事」の汚名返上には最適でしたね。

夫人:私は、あくまで法令遵守の立場ですが、そもそも徳洲会を率いる徳田虎雄さんは、生涯を懸けて僻地医療や年中無休・24時間対応の病院新設を訴えるなど、称賛に値することをやっていらっしゃいました。ただその一方で、日本医師会から目の敵にされてきたのも事実です。徳洲会マネーは多くの国会議員にもバラ撒かれていましたし、こうした有象無象の既得権益層の思惑が複雑に絡み合っていた……その意味で、猪瀬前都知事は格好のスケープゴートにされてしまった。ただ、最初から潔く記載漏れと言えばよかったのよ。

⇒【Vol.2】「日本のメディアは自国の恥を晒している」に続く
http://nikkan-spa.jp/617479


【デヴィ・スカルノ夫人】
インドネシアのスカルノ初代大統領夫人。亡命したパリで社交界デビューし、“東洋の真珠”と謳われる。国連環境計画特別顧問など、世界規模で多くの慈善活動を展開

【木村三浩氏】
新右翼民族派団体「一水会」代表。反米・民族自決を掲げ、精力的に活動し、世界の右翼政党、愛国者との親交も厚い。近著に『お手軽愛国主義を斬る』(彩流社)

― 日本は「右傾化」などしていない!【1】 ―

お手軽愛国主義を斬る

新右翼の論理と行動




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