「しんかい6500」が民間イベント初登場!ニコニコ超会議3最新発表をチェック
4月26日、27日に開催される「niconico」のリアルイベント「ニコニコ超会議3」の最新発表会が8日六本木・ニコファーレで行われた。同イベントは今年で3回目の開催となり、昨年は自衛隊の10式戦車、安倍晋三首相などの登場により注目を集めたが、今年も大相撲超会議場所が開催されるなど、ニコニコユーザー以外からも期待されている。
発表会では、新種の巨大イカの発見などでも有名な有人潜水調査船「しんかい6500」の展示をはじめ、最新技術を肌で感じることができるブースや企画が次々と発表された。その一部をご紹介する。
◆「しんかい6500」一般イベントでは初展示へ
ニコニコ生放送にて、深海5000mの世界最深熱水域からのリアルタイム生中継に成功し、視聴者数30万人を記録したこともある「しんかい6500」が超会議3に実機展示される。会場では、耐圧殻(コックピット)に入るツアーや、マニピュレーター(ロボットハンド)を体験できる企画が用意される。また、全長9.7m、重量26.7tという巨大な「しんかい6500」は、会場までトレーラーで陸送されることになっており、その模様も生中継されるとのこと。
◆来場者とネット視聴者がコラボ「お絵かきチャット」
新たな試みとして行われるのが「お絵かきチャット」。前回は会場に用意された大きな白い紙に、来場者が絵を描いていくだけだったが、今回はウェブ上に用意されたキャンバスに、来場者だけでなくネット視聴者も絵を描き、一緒に楽しめるようになった。会場には、巨大なディスプレイが設置され、ライブで複数人の人が絵を描く様子を眺めることができる。一般ユーザーにくわえ、週刊少年ジャンプで『磯部磯兵衛物語〜浮世はつらいよ〜』を連載中の仲間りょう氏やイラストレーターの岸田メル氏などが会場に登場予定。
◆ネットから見たい方向の映像が見られる「360度視点生放送」
超会議の後夜祭的イベント「ニコニコ超パーティーIII」にて、初導入の「360度視点生放送」が行われる。ネット視聴者は、マウス操作で視点変更して見たい方向の映像を見ることができる。超パーティーは別途有料チケットが必要だが、「360度視点生放送」は、音声無しで無料で視聴可能。ライブ会場にいるかのような臨場感は味わえるのだろうか?
また、超会議では披露されないが、ドワンゴはNTTとの共同開発で、ヘッドマウントディスプレイによる「全天周映像向けインタラクティブ配信技術」に取り組んでいる。いまだ見たことのない臨場感あふれるライブ映像は、もうすぐそこまで来ている。
会場には他にも、バーチャルリアリティに特化した最新ヘッドマウントディスプレイ「OculusRift」を体験できるブースや、台湾にいるニコニコユーザーと遠隔触覚ガジェット「Novint Falcon」を使って握手することができるブースなどが用意されており、ニコニコカルチャーに縁がないという人も、楽しむことができそうだ。「ニコニコ超会議3」は4月26日、27日の2日間、千葉県・幕張メッセにて開催される。
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