デジタル

大混雑の地方の観光地で速いキャリアはどこ?【iPhone速度調査】

外国人観光客の1番人気は広島平和記念資料館

 先日のゴールデンウィークで、地方に旅行に出かけた人は多いはず。その際、普段、都心にいるときには感じたことがなかった、スマホの電波への不満を感じなかっただろうか? 都心では、最近3キャリアの差がなくなっているように感じるが、地方の実情はどうなのか?

 ICT総研が、ゴルフ場などの郊外で行った「ローカルエリアの外出先100地点通信速度実測調査」では、下り平均通信速度23.10Mbps、上り平均通信速度8.94Mbpsで、どちらもソフトバンクが速かったそうだ(http://www.ictr.co.jp/report/20140327000059.html)。

 そこで本当にソフトバンクが速いのか? 取材班も地方で独自調査をしてみた。今回調査したのは「外国人に人気の日本の観光スポット2013」の1~10位(http://www.tripadvisor.jp/pages/InboundAttraction_2013.html)。ICT総研と同様に、「RBB TODAY SPEED TEST」を利用して、各地点で下り、上りを各3回ずつ測定し、平均値をその地点の速度として調べてみた結果が、下の表だ。

⇒【調査結果の詳細】はコチラ
http://nikkan-spa.jp/?attachment_id=637979


 確かに口コミサイトで上位にランクインするだけあって、どの場所も外国人観光客が多い。そんな外国人観光客の1番人気、広島平和記念資料館周辺で、もっとも速かったのはソフトバンク。下り平均38.50Mbps、上り平均19.48Mbpsと、圧倒的に速かった。2位以下の場所でも、ほぼすべてのエリアで下りも上りもソフトバンクが速かった。

厳島神社では、下りの平均速度は拮抗していたものの、上りで3キャリアの明暗が分かれた

 わかりやすい例を挙げれば、4位の厳島神社では、ドコモ、au、ソフトバンクともに下りは平均30Mbps以上を記録しているのに、上りではソフトバンクのみが2ケタの速度を記録している。また厳島神社に限らず、今回の調査では、全般的に下りよりも上りで、キャリア間の大きな差が見られた。ソフトバンクが、上りでも2ケタを記録する場所が多い一方で、auは広島平和記念資料館と清水寺でのみ2ケタを記録。ドコモにいたっては、一度も上りで2ケタを記録することはなかった。このあたりは、各キャリアの電波戦略の違いなのだろう。

 ちなみに過去の調査でもそうだったが、ドコモは時折“爆速”を記録する。今回も平均値は上の表の通りだが、厳島神社で測定した3回中1回で、下り54.60Mbpsの最速を叩き出した。

 なお7位の地獄谷野猿公苑は、そもそも長野県の山間部のため、3社ともにLTEを受信できず。3Gが精いっぱいだった。

 いずれにしろ今回の調査では、地方におけるソフトバンクの電波の優位性が際立つ結果に。キャリア選びで迷った際の差別化ポイントとして、参考にしてほしい。 <取材・文・写真/日刊SPA!取材班>




おすすめ記事