更新日:2019年01月29日 21:44
お金

ネット副業で月4万円!急成長する「動画素材販売」がオススメな理由

 人気のネット副業として、SPA!でも何度か取り上げたことのある「画像素材販売」。その魅力はなんといっても、撮影した写真をサイトにアップし、購入されればロイヤリティが得られるという手軽さだ。しかし、利用者数の増加にともない、近年では新規参入が難しくなってきているのも事実。
赤ちゃん

テレビCMやウェブ広告として人気がある「赤ちゃん笑う」(ピクスタ http://pixta.jp/footage/1507893より)

 そんななか、同じようなサービスにもかかわらず、意外と知られていないのが「動画素材販売」。つまるところ、写真の代わりに動画をアップするだけなのだが、今がスタートには絶好のタイミングともいえる。  というのも、今年はインターネットを中心にさまざまな動画広告がスタート。「Web動画広告元年」とも呼ばれる年なのだ。調査会社のシードプランニングによれば、「マスコミや有名企業を中心に動画広告の配信が人気。その市場規模は’13年時点で前年比300%増の160億円にまで急成長している」という。さらに、’17年に市場規模は640億円に到達するとも言われ、今後の成長が期待されている。  では、実際、利用者はどの程度儲かるのか? 大手画像販売サイトで、’10年から動画の取り扱いもスタートしたピクスタの広報・小林順子氏に聞いた。 「アマチュアの方でもっとも売れているクリエイター(動画素材の販売者のこと)さんだと、毎月の売り上げが約8万円で、そのうち40~50%として個人の収入になります。なので、およそ4万円前後ですね」
空撮

肖像権など権利関係に注意が必要な風景動画(ピクスタ http://pixta.jp/footage/4115121より)

 同社の場合、動画の値段は2,160~9,720円なので、平均すると15本ほど本販売した計算になる。ちなみに、写真の単価はもっとも高くても5,400円なので、1本あたりの利益率は動画のほうがオトクだ。  さっそく、自前のデジタルカメラを手に街へと撮影に繰り出そう!と思いきや、小林氏によると撮影時は以下の点に注意が必要だという。 「もちろん、売れっ子のクリエイターさんもいますが、なかにはまったく利益の出ていない方もいます。動画撮影の際は、ビデオ用の三脚など最低限の機材を準備しましょう。どんな機材を使っても自由ですが、手ブレ防止のためにもそれなりの機能性の高いものを。また、市街地や観光名所で撮影する際は、肖像権や撮影許諾などの権利関係にも気を付けてください」
動画素材

動画編集の技術さえあればこんな動画素材もつくれてしまう(ピクスタ http://pixta.jp/footage/1428429より)

 機材のクオリティや権利関係の知識など事前の細かい準備が、売れっ子とそうでない人との分かれ道になるようだ。では、どのような動画が人気なのか? 「撮影テーマとしては、まず、”風鈴・金魚”などの季節ものがこれからは需要が出るでしょう。”空・海”といった背景にも使いやすい動画は企業コマーシャルとして通年、人気があります。また、『女性・子供』などの人物動画も、テレビCMやウェブ広告として高い需要がありますし、『CG系』も背景用途や社内外の発表会、IR発表などのプレゼン資料として人気がありますね」  需要のある動画の傾向がわかったら、しっかりと準備をして、撮影に臨もう! <取材・文/シルバー井荻 取材協力/ピスクタ(http://pixta.jp/)>
平成生まれのライター、編集者。ファミマ、ワークマンマニア。「日刊SPA!」「bizSPA!フレッシュ」などの媒体で執筆しています
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