マイル還元率3%の化け物カードも!「LINE Pay難民」が次に狙うべき“高還元率クレカ”5選
2024年6月、スマホ決済「LINE Pay」がサービス終了することが発表された。サービス終了は来年4月30日を予定しており、まずは今年9月上旬に送金サービスが終了し、11月下旬には「LINE Payアプリ」が終了するそうだ。
@yamanoyy)に聞いた。
まず、今回のLINE Payのサービス終了について山野氏に聞いた。すると「当初は圧倒的な還元率を持って始まったLINE Pay(カード)だったが、もともと大盤振る舞いすぎて持続がほぼ不可能だったのではないか」と推測する。
「カードに加えて、QRのほうもPayPayに押されてしまったことで決済サービスでも利益を得ることができなくなり、ユーザーに還元することができなくなってしまった感があります。もともと特定サービスで割引が入る“クーポン”機能はPayPayより先に初めていたし、VISAデビッドなど使い勝手の良いサービスがあったので、残念だと思いますが」
そのうえで、「Visa LINE Payクレジットカード」についても次のように述べる。
「サービス後期に登場したVisa LINE Payクレジットカード(P+)は『還元率5%。ただし付与上限は月500Pまで』という付与上限がかなり低めの仕様でした。『還元率は高くしたいが、たくさんポイントを付与すると経営が成り立たない』というLINE側の苦しい本音が見え隠れする一枚で、『無料で高還元率』というユーザーの夢を実現する難しさを感じましたね」
では、Visa LINE Payクレジットカードユーザーが次に狙うべき高還元率カードはどこなのか。一般的に高還元率クレカは「ポイントバック1%以上」を指すため、今回はその基準を満たすクレカを山野氏に選んでもらった。以下、山野氏推薦のクレカ5つだ。
●1「マイレージプラスセゾンカード」(セゾンカード) 年会費3300円
「このカードは年会費3300円に加えて、追加年会費の5500円(税込み)を支払って加入できる『マイルアップメンバーズ』のメンバーになると、1.5%の還元率でユナイテッド航空のマイルが貯まります(年間45000ポイントまで)。ユナイテッド航空マイルはANAマイルと等価交換できるため、実質的にANAマイルを高倍率で貯めることが可能となっています。
つまり、300万円まではマイル還元率1.5%として運用できるカードなので、非常に強力です。基本的にマイル還元率1.5%を超えるには、プラチナカードで高額な年会費を払うほかないので、このコストでこの還元率は非常にお値打ちだといえます。ブランドがアメックス、マスター、VISAから選べるのも嬉しい」
●2「日本盲導犬協会カード」(ジャックス) 年会費1375円
「年会費1375円。シリアスな名前に反して、実はカードのスペックが非常に高い。ベースの還元率こそ1%と普通のカードですが、年間の利用額に応じて還元率が上昇する『ラブリィ☆アップステージ』という施策があり、年間で300万円以上の利用を行うと翌年度の還元率が1.5%まで上昇。
請求と相殺する『Jデポ』を特典に選択した場合は1.575%のレートになります。対象店舗の縛りもないため、純粋に年間300万円を使えるのであれば、かなり使い勝手の良い1枚といえるでしょう。高還元率のカードは年会費が高額になることも多く、年会費を差し引くと実質的な還元率がそこまで高くならないこともありますが、盲導犬カードは年会費も安い。年間300万円以上の利用ができるのであれば、ぜひ持っておきたい。
ちなみに、利用額の0.5%は日本盲導犬協会に寄付されるので、それを踏まえると2%還元といえないこともないかもしれません」
LINE Payといえば、当初はほぼ無条件で3%のポイント還元がつく「Visa LINE Payクレジットカード(LINE Payクレカ)」が、お得なクレカとして一時知られたが、こちらもLINE Payにチャージして支払う「チャージ&ペイ」が来年4月下旬に終了予定で、クレカ自体も有効期限になり次第、終了を予定しているという。
LINE Payクレカ自体、徐々に還元率が低下していたため、今回のサービス終了に至ったのもやむなしといった感じだが、当初はお得なサービスだったため、利用者も多かった。では、そんな「LINE Pay難民」が次に狙うべき高還元率クレカはどこなのか。節約術やお金の最新情報などに精通するライターの山野祐介氏(LINE Payについての雑感
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平成生まれのライター、編集者。ファミマ、ワークマンマニア。「日刊SPA!」「bizSPA!フレッシュ」などの媒体で執筆しています
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