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ギリシャがついにデフォルト!? 「会議は踊る」を続けているうちに…【後編】

◆マネーな人々 今週の銭格言
【選者】現役金融マン ぐっちーさん

依然として危機的状況のギリシャ。中央銀行とは名ばかりで、資産査定も増税も金融緩和もできないECBに代わり、欧州金融安定ファシリティによる一刻も早いTALF(レバレッジを利かせた証券化手法の一種)の適用が必要!

◆「会議は踊る」を続けているうちに、ついにギリシャがデフォルトに!?
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 さて、これを書いている9月19日時点では、その前の金曜日の財務相会議があまりにも緊張感に欠けたもので失望の真っ最中です。特に今回は、アメリカ・ガイトナー財務長官がアメリカで使ったTALFを欧州に適用するよう強く迫りました。TALFは証券化手法の一種です。政府が投入した資金を担保に金融機関が融資をすることでレバレッジを利かせ、大量にABS、MBSを買い込み、アメリカでは市場の下落を抑え込みました。
 
 単発でECBが国債買い入れをしてもいつかは資金が枯渇してしまうので、同じ仕組みのEFSF(欧州金融安定ファシリティ)を早く活動させ、レバレッジを利かせて国債市場の下落を止めよ、という提言が出たのです。成立すれば売り浴びせられているギリシャ、イタリアなどの国債が下げ止まることが可能で、時間稼ぎができます。しかし、この期に及んで財務相会議は「会議は踊る」。何ひとつ決められず、しかも当事者のパパンドレウ・ギリシャ首相は予定していた訪米を突如中止。ギリシャがデフォルトしてしまうのは時間の問題でしょうね。。

【今週の数字】
ギリシャ国債のCDS
5737bp
ギリシャ国債を保証するコストであるCDS(クレジット・デフォルト・スワップ)は、9月21日時点で5000bpを突破した。これはいつデフォルトとなってもおかしくない状況だ

チャートは、ギリシャ国債のCDS推移。08年以降上昇を続け、今では5000bp超。9月8日の3045bpの時点でデフォルト確率は91%と示唆された

図版/ミューズグラフィック




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