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空撮ガジェットとして注目!日本一の「クアッドコプター」操者が決定

第1回全日本クアッドコプター選手権

第1回全日本クアッドコプター選手権優勝機

 6月28日、アメリカ発のガジェットメディア「Engadget 日本版」主催による文化祭的イベント「Engadget Fes 2014」にて、「第1回全日本クアッドコプター選手権」が開催された。クアッドコプターとは、4つのローターを搭載した回転翼機のことで、2つ以上のローターを持つものはマルチコプターとも呼ぶ。近年、GoProなどの小型HDカメラの普及にともない、クアッドコプターは手軽な空撮ガジェットとして注目を集めている。

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 同大会では、長さ7m、幅1.5mのコースを往復する間に設けられた仕掛けをいかにクリアしたか、観客を魅了したかの加点審査が行われた。コースには、ダイソンの扇風機による「ダイソンの谷」やパイロンとバーによって作られた低空飛行ゾーンなどがあり、いかにクリアするか白熱する展開となった。参加者は、当初10人ほどいたというが、当日現れたのは3人に加え、機体を借りるなどの飛び入り参加で計6人。

 優勝したのは、Tomohiro OSHIROさん。手のひらサイズの小型機をノーミスでコースを飛行させ、観客を魅了した。ラジコンメーカーの社員ということで、会場からは「プロ来た!」との声もあがっていたが、美しい飛行風景に少年たちは目をキラキラさせて眺めていた。

 2位となったおかたけさんは、OSHIROさん同様手のひらサイズの小型機で参加。普段はジップロックに入れて持ち運び、操作はPS4のコントローラーという自作機で挑戦し、「練習で2回落としたので心配」と言っていたものの、何とか完走。途中墜落する場面もあったが、観客からは「椅子の下でもぞもぞ動いて虫みたいでかわいい」といった意外な声も。キワどい展開には「うわ、あぶない!」、ギリギリのリカバリーには「おぉ~~」と観客が一体となって見入っていた。

 大会前に行われたプロのラジコン操縦者による模範飛行では、大きめのクアッドコプターがコースの上下左右狭い隙間も危なげなく余裕でクリア。プロによる安定した飛行には大きな歓声が上がっていたが、この日最大の盛り上がりは、自作機によるギリギリの飛行、そして飛び入り参加のやよいちゃん6歳ほか素人による初挑戦だった。やよいちゃんは急浮上で天井衝突となるも日本4位、そしてやよいちゃんのパパは同6位という結果に。

 審査員およびコース監修を務めたライターの小寺信良氏は、「今回の大会は、自作派の人を集めたいというところからスタートしました。自作のクアッドコプターは普通に飛ばすだけでも難しいので、今回参加してくれ無事に飛んだこと、自作する人が明らかになったというだけでよかったです」と大会を振り返った。

 また、近年のクアッドコプターブームについて、「iPhoneなどで簡単にコントロールできるモデルも出てきているので、改めてラジコンの方に興味を持って増えているという状況。室内でも飛ばせる小型なものが1万円未満で買えるようにもなってきているので、入りやすくなってきているのだと思います」とも語っていた。

 第2回の開催、そして今回会場に来ることができなかった自作クアッドコプターの活躍に期待したい。

<取材・文・撮影/林健太>




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