どこまで呼ぶか、呼ばないか、引き出物はどうするか、あらゆる方面に気を遣い、席次もバッチリ。あとは本番を迎えるのみ。……のはずが、とんでもない理由でドタキャンする若者が世の中にはいるらしい。それも、数日前や当日に。そんな悲劇に遭ったという若い新婚たちに話を聞いてみた。 ◆ドタキャンの理由「彼女と付き合いたてだからデートしたい」 「二週間前から彼女と付き合い始めたから、やっぱり休日は彼女のために使いたいんだよね。しばらく迷ってたんだけど……、やっぱり行かないことにするわ！　お互い幸せになろうな！　あ、彼女が欲しがってるから、ブーケだけくれない？」 　という理由で挙式4日前にドタキャンされたのはTさん（23歳）。ドタキャンの理由だけでなく、しゃあしゃあと「ブーケがほしい」とまで言ってのける強い心臓には天晴れである。 ◆ドタキャンの理由「正装が買えなかった」 「当日までにバイトして買おうと思ってたんだけど、パチンコでスッてカネなくなった。ごめんな。普段着で行くわけにいかないもんな」 　Mさん（21歳）の友人はこんな理由でのドタキャン。本当に正装を買えないほどの貧乏なら気の毒だが、パチンコでスッたのは自業自得だ。 ◆ドタキャンの理由「虫歯が治らない」 「ごめん、おとといから虫歯が酷くなってきて。料理が食べられなそう。スープとかならなんとかなるんだけど。私だけ今から料理を変えてくれれば行きたい。無理なら欠席にするね。直前にごめんね。今度おごるね！」 　これは2日前にドタキャンされたFさん（20歳）の話。虫歯くらい治しておけ！ ◆ドタキャンの理由「飼い犬が死んだから」 「昨日、飼ってた犬が死んで……。人の幸せとか祝ってる気分じゃないから今日は行かない。ごめん」 　いますよね、気分がどん底に落ちると、何もかも投げ出す人。Kさん（22歳）はこんな理由で、友人に当日にドタキャンされてしまったのだという。 ◆ドタキャンの理由「バイトのシフトを間違えてた」 「ごめん！　バイトのシフトを手帳に間違えて書いてたわ！　今日行けないわ！　楽しんで！」 　こちらも当日の朝に急に連絡が来たというOさん（22歳）の話。まるで飲み会をキャンセルするかのようなノリである。 　晴れの舞台に、こうもカジュアルな理由でドタキャンされている面々に一言いいたいのは、それって本当に友達なのか？　＜取材・文／日刊SPA！編集部＞