39歳・女ユーチューバーの承認欲求が暴走した…YouTube乱射事件
全世界に衝撃が走ったYouTube本社での銃撃事件(現地時間4月3日)。
容疑者とみられるナシーム・ナジャフィ・アグダム(39)は犯行後に自殺したが、徐々に背景が明らかになってきた。いくつか海外紙の分析から見ていこう(画像は容疑者の動画より。既にアカウント停止)
動物愛護を訴える過激な活動家で、ヴィーガン(徹底的な菜食主義者)の彼女は自作の動画を投稿して広告収入を得るユーチューバーだった。ところが、YouTubeが規約を改定してから30万回以上の視聴回数があったにもかかわらず、受け取った額はたった10セント。英デイリーメール紙などは、この不満が凶行に至る動機だったのではないかと報じている。
確かに金銭的に報われなくなった状況がきっかけにはなったかもしれない。それでも、彼女を突き動かす根拠としては弱く感じる。
英ガーディアンの電子版によると、若いころからアリを見つけても絶対に殺さず、紙に包んで別の場所に逃がしていたという。動物愛護の主張はただのポーズではなかったからだ。
そのような思想や活動を「不正と退廃がはびこるこの世界を救う偉大な仕事」だと語っていたアグダム。損得を超えたところであの奇怪なダンスをアップロードしていたわけだ。
自分の活動は「退廃した世界を救う」と語っていた
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