「テラハ」に憧れて入ったシェアハウスでトラブル続出。1人の女子が男全員と…
ひとつ屋根の下で数人の男女が一緒に暮らす様子を記録したリアリティ番組『テラスハウス』の影響か、最近は“男女混合シェアハウス”で暮らす若者たちが増えているらしい。
3年前から都内にある某シェアハウスのメンバーになった渋沢健治さん(仮名・29歳・メーカー勤務)もそんなひとりだ。私生活をともにするなかで“素敵な恋”に落ちて……そんな理想を抱いていたが、そこで待っていたのは想像以上に生々しい現実だった!
「やっぱり男女数人で住んでいると、可愛い女のコの方が男たちからチヤホヤされるじゃないですか? テレビでは“リアル”な恋模様が人気だと思いますが……実際はもっとリアルというか、ドロドロしてるというか……男女の世界だけにトラブルばっかりなんですよ」
渋沢さんが溜め息混じりにこう漏らす。現実のシェアハウスに住んでいるのはモデルやタレントのような美男美女ばかりではないことは言うまでもないが、ルックスの良い方に人気が集まってしまうのが世の常。
「あんまり可愛くない女のコがその差別に耐えられなくなったみたいで……ある日、腹いせにとんでもない事件を起したんです」
その顛末はこうだった。
「嫌いな女のコの部屋に忍び込んで下着を盗み、マンションの前にばら撒いたんです。ヤラれた方は泣きながら拾い集めていましたね。犯人の女のコといえば、そのままシェアハウスを去って行きました。ここでは、女同士の仲が悪くなって出て行くパターンが多いです」
たしかに、女同士の美醜ヒエラルキーをプライベートな時間までずっと感じ続けるのは辛そうだが……。一歩間違えれば警察沙汰になりかねない。盗難といえば、このような出来事もあった。
「シェアハウスでは冷蔵庫が共同です。先日、僕の卵と牛乳が減っている時があったんです。偶然キッチンに来た同居人にその事を話すと、彼女も食パンが1枚減っていると言う。そこで『あっそういえば、今朝あいつフレンチトースト作ってなかった?』と、無くなった食材から犯人を推測したりして(笑)。まあ、そのぐらいならまだ許せますが……この間なんか、自分用に使っていたダイソンの小型掃除機がいくら探しても見つからなくて。なにげなくメルカリ(フリマアプリ)を見ていたら、僕の掃除機が出品されていてビックリですよ! もう壁紙の柄からしてハウスの誰かが盗んで売りに出したのは確定ですね。不信感がつのりますよ。これって、もう窃盗事件ですよね?」

トラブル続出の男女混合シェアハウスの実態
1
2
漫画家。『アックス』や奥様向け実話漫画誌を中心に活動中。好きなプロレスラーは棚橋弘至。著書『女ヒエラルキー底辺少女』(青林工藝舎)が映画化。
記事一覧へ
記事一覧へ
【関連キーワードから記事を探す】
家賃4万円のシェアハウスに、“住み込み管理人”として入居してみたら…「引っ越し当日に期待が崩れ去った」ワケ
「心理的虐待を受けた経験を持つ」29歳女性が思う“献身的な母親像”への違和感…「そばに居続けることだけが愛ではない」
“シェアハウスの人気者”がまさかの行動に…「人望が厚い男」の“恐ろしい正体”とは
3人と“同時に付き合う”30代男性…同じ部屋で「川の字になって寝ることも」
老後は「友人とシェアハウス」という選択。「家賃月10万円で、孤独死の心配もありません」
この記者は、他にもこんな記事を書いています