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Superflyが“真っ白”に変化した理由

Superfly

撮影/本間 寛

 前作『Force』発表から3年。この間、半年に渡るホール・アリーナツアーの完走、2枚のシングルの発表など、順調な活動を送っていたように見えたSuperfly。だが、実は「やりとげた」ゆえの虚脱感、そして混迷の時期を密かに迎えていたというから意外だ。5月27日に発売される5thアルバム『WHITE』を完成させたばかりの、越智志帆はこう語る。

「『Force』で、いい意味ですべてを出し切って初めて疲れを感じてしまったんですね。周りの人も理解してくれて少しお休みをもらいました。ネガティブなオーラを放ってステージに立ちたくなかったんです。力の抜けた楽しいものを作りたいけれども、どうしても追い込んじゃうんですよね、性格的にも」

『Force』はパワフルなロックサウンドを極めた作品だった。作曲家でSuperflyの元メンバーである多保孝一、越智志帆、そしてプロデューサーの蔦谷好位置の3人が、少人数で濃く作っていくというやり方がひとつのピーク(志帆曰く「最終形でも完成形でもないけど、『やりきった』」)を迎えたのである。

「作曲は多保くん、作詞はわたし、みたいに各々の役割があったうえで、三位一体のバランスを保ってたんですけど、何年も同じ体制だったから新しいものを作るにはそれを一回壊さなきゃと思ったんです。最初は多保くんとまたデビュー当時くらいの密な関係に戻って、話し合いながら一緒に曲を作っていこうかな、とも思ってたんですけど、ずっとやってきたことを変える作業って思ったより難しくて」

 結果、今回のアルバム『WHITE』では外部のソングライターらの詞曲を歌うことで、音楽性の幅も大幅に広がった作品ができあがった。

「わたし、今回はとにかく視野を広げたくて受け身でいたかったんですよ。もう歌詞を書くことに固執するより、ひとの言葉を歌ってみたいって思ってました。その意図が周りの人たちにはなかなか伝わらなくて苦労しましたけど、みんながなってほしいSuperflyになりたい、みたいな気持ちもちょっとあって、『Superfly、今どんなふうに見えてる? これから先どうなったら面白いと思ってる?』って聞いて回りました」

 その「受け身でいたい」という意識はアルバムのタイトル『WHITE』やアルバムアートワークにも現れている。特にアルバムジャケットはこれまでの越智志帆のイメージをがらりと変える、真っ白な彼女がさまざまな色に染められている写真が使われており、「変化」を強く感じさせる。そのインスピレーションはどこから来たのだろうか?

クリス・セスター、ボニー・マッキー、BONNIE PINK、いしわたり淳治、中田裕二らソングライターとの共同作業で作り上げた5枚目のアルバム。ワーナーミュージック・ジャパンから5月27日に発売。14曲を収録しており、初回限定生産盤は邦楽カヴァーミニアルバムとの2枚組(写真は通常版)

「一昨年(2013年)、東京に大雪が降ったじゃないですか。わたしは南のほうの育ちなので雪を見たことがほとんどなかったんですけど、視界一面が真っ白になって、日がたつにつれて変化していくのが、すごく美しいなぁと思ったんです。たぶん方向性に悩んでた時期でもあって、『どんな色にも染まれるし、染まらないこともできる、真っ白い心でいたいなぁ……あ、これ、アルバムのテーマだな』と思い立って、みんなに投げかけました。ただ、あまりに漠然としていて、具体的にどこまで染まるのか、染まらないのかの線引きをしていくのが大変でしたけど(笑)」

※5/12発売の週刊SPA!の「エッジな人々」では、越智志帆が「変化」した理由を大いに語っている。ここで紹介した発言はほんの一部。ぜひ、本誌をご覧ください!!

本誌構成/高岡洋詞 撮影/本間 寛 再構成/SPA!編集部

週刊SPA!5/19号(5/12発売)

表紙の人/前田敦子

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