更新日:2015年08月31日 14:27
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「カッコいいハゲ」の顔面には黄金比が隠れている!?

 ハゲていてもカッコいい人はそうでない人となにが異なるのか? その謎を解明すべく、「ハゲ・薄毛で素敵だと思う有名人」で女性の支持率が高かった人物について、サイエンスナビゲーター(R)の桜井進氏に、数学的な視点から分析をしてもらった。
カッコいいハゲ

カッコいいハゲって?

「基本的に髪の毛のある人に比べ、髪の毛のない人はカッコ悪く見える。それは髪の毛が消えることで、顔全体のバランスが崩れてしまうからでしょう。言い方を変えれば、ハゲていてもカッコいい人は、頭髪がなくてもバランスのいい顔立ちをしている……とも言えます」  そこで桜井氏が注目したのが、数多くの建築物や美術、アートで取り入れられている黄金比。 「『おでこの長さ(眉から髪の毛or頭頂部まで)を1としたとき、眉からアゴ先までの長さが黄金比の約1.6に近い人は、ハゲていてもカッコいい』と仮説を立てて検証しましょう。見たところ、カッコいいハゲとされる海外の俳優は、元からおでこが長く、その比率が黄金比に近いように見えます」 ⇒【画像】はコチラ nikkan-spa.jp/?attachment_id=898180 カッコいいハゲの顔面には実は黄金比が隠れている!? 仮説をもとにSPA!編集部で調査をしたところ、実際にカッコいいハゲとされる人は、その比率が約1.5~1.65を示していた! 逆にその数値から遠ざかるほど、カッコ悪い。また、実は「ハゲることで顔立ちのカッコよさが開花する」という人もいるのかも。ブルース・ウィリスなどはそのタイプと言ってよさそうだ。 「つまり、名残惜しく残した頭頂部の毛を剃ることで、黄金比が現れる。髪の毛があるときには隠れていた比率です。こう考えるとハゲは残念なものではなく、新たなカッコよさの誕生ととらえることができるのではないでしょうか。 【桜井進氏】 サイエンスナビゲーター(R)。数学の驚きと感動を伝える講演・執筆を行い、『面白くて眠れなくなる数学』シリーズがヒット中。近著に『世界を変えた「数」の物語』 ― モテる[ハゲ&ヒゲ]を徹底検証する ―
世界を変えた「数」の物語

難解な「数の世界」を人間や文明の歴史とからめて、素数、円周率、魔方陣などを物語としてひもとく独創的なエッセイ

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