カーライフ

来年3月までがチャンス 新車を安く買う6つのテクニック

新車購入は高額な買い物になるだけあって、できるだけ安く、しかもお得に買いたいもの。 以前、ディーラーで新車販売の営業を行っていたこともあるモータージャーナリストのマリオ高野氏は、「来年3月に終了予定のエコカー減税は延長される見通しですが、今から来年3月までは新車を安く購入できるチャンス」と話す。これは新車購入を考えている人にとって朗報だ。 そこで、ディーラー営業マンだからこそ知っている、「新車を安く買うためのテクニック」をマリオ高野氏に教えてもらった。 【1】エコカー減税で負担を軽減 減税対象車であれば、自動車重量税や自動車取得税、自動車税が軽減されるというのが「エコカー減税」。 「例えば200万円の1.8リットルハイブリッド車を購入した場合、3年間で15万円近くの減税となります。これから新車購入を考えている人は、エコカー減税を活用するといいでしょう」(マリオ高野氏) 【2】ディ-ラーの拡販で大幅割り引きチャンス 2012年3月に終了予定だったエコカー減税は延長される見通しだが、「年末から年度末はディーラーも頑張って売ろうと拡販に力を入れるので、これから来年3月まで値引きしてもらいやすくなるでしょう」と、マリオ高野氏は言う。 狙い目は、セレナやステップワゴン、NOAH、VOXYなど人気の2リットルクラスのミニバン。 「さらに車両本体の値引きもさることながら、オプションは粗利が大きく、ディーラーの直の儲けとなるため、値引き交渉がしやすいもの。最大20%近くの値引きは可能でしょう」(同) また、一般的に広く知られているが、年度末や決算月の3月・9月は通常よりも値引きを引き出しやすい時期。 「さらに、『年末商戦』の12月も期待大。その意味でも、これからの年末~来年3月まで、大幅割引が期待できるチャンスとなります」(同) 【3】「商談メモ」で、みんなの見積書を活用! 自分が欲しい車とライバル車の見積書を取って、値引き額を競合させるのは鉄則だが、周りのみんなはどれほどの値引きを引き出せているのかは気になるところ。 そこで、値引き交渉の強力なサポートツールとなるのが、新車・中古車の総合情報サイト「カービュー」が運営する日本最大の自動車SNS「みんカラ(みんなのカーライフ)」の「商談メモ」(http://www.carview.co.jp/newcar/)というサイトだ。 商談メモこの「商談メモ」とは、新車購入時の実際の見積書や注文書、ユーザーの値引き体験談の閲覧・検索が可能なクチコミサイト。 「『車種』や『年式』などで検索できるほか、『地域』や『グレード』などでさらに絞り込むこともできます。『商談メモ』の見積書が直接、値引き交渉に利用できるわけではありませんが、十分参考になります」(同) また、これから購入する人には、「値引き体験談」は非常に参考になるだろう。「商談メモ」を上手に活用し、好条件を引き出したい。 【4】下取り車も交渉の1つに 車両本体+オプションの値引き額とともに、「下取り車」があるなら、いかに高く買ってもらえるかも大事。 ただし、買い取り相場が分からない人も多いはず。 そんなときは、「みんカラ下取相場」(http://kaitori.carview.co.jp/)も参考にしたい。 「場合によっては、ディーラーで買い取ってもらうよりも、中古車買取店やヤフオクなどで売るほうがお得になるケースもあります」(同) 【5】とにかくディーラーに足を運ぶ ノルマを達成しているセールスマンと、達成していないセールスマンとでは、やはり必死さが違う。 「販売店ごとのノルマもありますし、電話やネットでは知ることができない『在庫車』を抱えているケースもあります。時間と労力はかかりますが、外からではわからない好条件を引き出してくれるセールスマンと出会うためには、やはり複数のセールスマン、お店に足を運ぶのが重要です」(同) 【6】ローン金利、車庫証明、納車費用もお得に! 「セールスマンのなかには、『10人の顧客のうち、9人は5%だが、1人は3%でもいい』という、とっておきの低金利を出せる“隠しダマ”を持っている人がいる場合もいます」(同) メーカー系カードでもキャッシュバックが大きくてお得だったり、車検が安くなったり、点検がタダだったり、金利以外のところでお得になることも。 「最近はローンについてもセールスマンに相談して、それほど間違いないと思います」(同) また、車を買うと車庫証明の取得や納車費用なども必要になる。 「ただし、最近では車庫証明費用や納車費用も値引きのなかに含んでくれるセールスマンも多いですから、相談してみましょう」 最後に、納車時には「ガソリン満タン」をお願いするのもお忘れなく! 「もしそのときに『あ、いいですよ~』とサラリと言われたら、もっと値引き余地があるかも(笑)。値引きの限界を見極める材料の1つとして参考に!」(同) 「商談メモ」や「みんカラ下取相場」などネットのサービスも上手に活用しながら、複数のディーラーにも足を運ぶのが、新車を安く買うコツのようだ。 取材・文/横山 薫
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