世界一気持ち悪い男が「スローライフはモテる」を実践!?
“世界一気持ち悪い男”改め“世界一前向きな男”地主恵亮氏が教える、人生を楽しむ方法。第2回は、都心から車で2時間ほどの、郊外からお届けします。
皆さんこんにちは、最近は都心で働く人に向けた貸し農地が流行っているということで、山梨県の小菅村にやってきました。あそこで地主さんが野菜を収穫しているようです。少しお話を聞いてみましょう。
――こんにちは。精が出ますね。
「ありがとうございます。見てください、このダイコン!」
――これは立派だ。
「週末はだいたい畑いじりをしています。以前は外資系の金融機関で昼夜問わず働いていたのですが、虚しさを感じるようになり、仕事を少しセーブしました。週末はゆったりした時間を楽しむことにしています」
――スローライフというやつですね。
「人生の価値はお金だけじゃないんです。ほら、マツムシが鳴いている」
「地主」という苗字のために、「土地を持っているんですか?」と高確率で聞かれるものの、ベランダのプランターが唯一の所有地と豪語する氏。なぜ、わざわざ田舎まで足を運び、スローライフを楽しむ様子をSNSに投稿しては、「いいね!」を獲得しようとするのか。
答えはやはり「モテたい」というまっすぐな下心であった。スローライフを売りにすれば女が食いつくと、氏は考えたのだ。
「スローライフを楽しむ人間は、お金持ちに決まっている」
スローライフ=金持ち。つまり、スローライフはモテる。そう睨んだ地主氏は、早速行動に移したのだ。金はないし、仕事もないので、時間だけは売るほどあった。
というわけで、先の写真は地主氏の偽装、もとい演出の元、綿密に作り込まれたものである。まずは、スーパーで野菜を買う。そして、田舎に行く。ポイントは、泥だ。買ってきた野菜に、泥を塗るのだ。農家で収穫され、洗浄され、綺麗な状態で出荷された野菜に、ふたたび泥を塗るのだ。
それを目の前に掲げる。ここで、先ほどの写真をもう一度ご覧下さい。どうだろう。まるで、自分が丹精込めて育て上げた野菜のようではないか。
⇒【写真】はコチラ https://nikkan-spa.jp/?attachment_id=1025633
女性からの熱いアプローチはまだないが、スローライフを楽しんでいる自分はいつかモテるに違いないと地主氏は信じている。
「人生は発想次第で、いくらでも楽しくできるのです」
氏のあくなき挑戦は、まだまだ続く。次回はどんなリア充に変身を遂げるのか、乞うご期待。 <取材・文/キンマサタカ>
『インスタントリア充 人生に「いいね!」をつける21の方法』 地主恵亮著/扶桑社刊 |
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