離婚後、40代で覚醒剤に手を出した男の人生「栄養ドリンクをガブ飲みする感覚で使っていた」
「清原和博シャブで逮捕」の報は、イイ年こいた男が子供のおもちゃで遊ぶ情けなさがにじみ出ていた。だが、薬物専門家たちの話を聞くと、どうも今どきの覚醒剤は、若者の娯楽アイテムではなくなっているらしい。
「始めたきっかけは今から20年くらい前。大学生の頃にやってたレンタルビデオ屋の深夜勤務のバイト」
こう覚醒剤との出合いを語るのは、都内で清掃業をする49歳のMさんだ。彼は当時の同僚から「寝なくていいクスリがある」と勧められ、使い始めたという。
「24歳で一旦ヤメたんだ。結婚して価値観が変わったから。子供もできてカネがなくなったしね。これ以上やったらひどい状態になると自覚していた頃だったからちょうどよかった」
その後は仕事も家庭も順調だったMさんだが、43歳でまたしても覚醒剤に手を出すこととなる。
「43歳で離婚して、新しい仕事は工場の夜勤。それまでは普通の会社員だったから、工場の深夜勤務は体がもたなかった。まだ知り合いでやってるヤツがいたから、仕入れたんだ」
おっさんシャブ中が語るハマった理由
1
2
この特集の前回記事
ハッシュタグ