離婚後、40代で覚醒剤に手を出した男の人生「栄養ドリンクをガブ飲みする感覚で使っていた」
その後、Mさんはトラック運転手に転職したことで覚醒剤の使用量が飛躍的に増えたという。
「長距離で走ると眠れないから、仕事のたびに打ってしまう。だから効きも悪くなって、量が増えちゃったんだ。栄養ドリンクをガブ飲みする感覚だったね」
結局、Mさんのこうした惨状は離婚した妻が知ることになり、Mさんは2年前に薬物依存に対処する施設に強制的に入院させられることとなった。退院したMさんは現在もミーティングに参加して、治療を続けている。
「今はまだ別居中ですが、しっかりと治療して、仕事を続け、また妻と子供と暮らせるように頑張りたいと思っています」
家族のためという目標ができたMさん。その顔には少しだけ笑顔が浮かんでいた。
― [シャブ中の高齢化]が止まらない! ― 1
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