更新日:2022年08月07日 19:07
恋愛・結婚

【女性の6割がケア希望】男の陰毛をそっとしておいて!

―[山田ゴメス]―
ベテランライターが原点回帰のドサまわり。独断と偏見で選んだ、巷をにぎわすニュースを猛追跡! 【記者・ゴメスが追う 第6回】 美容外科『東京イセアクリニック』が、都内に在住・勤務する20~30代の日本人男女340人から、アンダーヘアについてのアンケート調査を行った。この結果がどうにも引っかかるのである。 ◆男でも下着からのハミ毛は致命傷? それによると、女性全体の約7割が「(アンダーヘアを)手入れする」と答えている。また、男性に人気がある女性のアンダーヘアは「小さな逆三角形」「毛量が少ないもの」らしい。 このような結果は正直、今さら驚くべきでもない。これまで我々もさんざん男性情報誌でやってきたものなので、もういいだろう。 ただ、ゴメス的に問題なのは、女性全体の6割近くが、 「(男性のアンダーヘアの)ケアは当然&好印象!」 と答えている点だ(ちなみに、男性の8割以上が現時点では「手入れをしない」と答えている)。なんと、「下着から毛がはみ出てる男性は、とても不快」らしい。 ホンマかいな!? もしこれが本当なら、もはや僕は、相当時代から取り残されてしまった……と、バットを置くしか道はないのである。 そもそも男のアンダーヘアのケア仕方自体がわからない。あと、彼女や嫁サンがいるのにチン毛処理なんかしてたら無茶苦茶怪しまれるではないか? 何度でも繰り返そう。 ホンマかいな!? ◆剃るのが”必然”の職業に就く男たち とは言え、僕も、アンダーヘアになんらかの加工をほどこしている日本人男性の話を聞いたことがないわけでもない。 たとえば、サッカー選手。彼らは脚をひんぱんに使うスポーツをやっているわけで、宿舎の大浴場とかでは選手みんなが普通に股間をじょりじょりと、パイパン状態にしているらしい。僕もドラムを叩いていて感じるのだが、ドラマーだって演奏中、フットペダルやハイハットペダルをせわしなく踏みまくるので、もつれるアンダーヘアは大敵、かもしれない。 また、二枚目系のAV男優は竿をよりデカく美しく見せるためか、誰もがアンダーヘアを短めでキレイに揃えている。水泳選手も大なり小なりやっているだろう。水の抵抗を減らすという目的はもちろん、公の場で水着姿や男優パンツ姿をさらす仕事に就く人たちにとって、ハミ毛処理は最低限のエチケット。しかし、彼らにとってのお手入れは、あくまで“必然”なのだ。 ◆アンダーヘアケアはグローバル化の波? 数年前に聞いた話だと、アメリカのアッパークラスのビジネスマンは、パイパンをステイタスの証にしているという。そんなグローバル化の波が股間まわりにまでおよんできているのかのしれない。 しかしだからこそ、やれ「ゲジゲジ眉毛はダサイ」とか、「胸毛はおろか腕毛やスネ毛までもがキモイ」と、あらゆる体毛を否定され続けてきた悲しきニッポン男児たちは立ち上がらなければならないのではないか。 ぼうぼうに放置した剛毛がパンツの布を突き抜けてもいいじゃないか。 包茎の皮に引っかかってもいいじゃないか。(痛いけど) 僕はこう熱く主張したい。 アンダーヘアだけは最後の聖域として、そっとしておくべきではないのか! そう。なにげにチン毛の白髪だけはちゃっかり抜いちゃったりしてる僕なんぞは、まさに国賊モノなのである。 【山田ゴメス】 1962年大阪府生まれ。マルチライター。エロからファッション、音楽&美術評論まで幅広く精通。西紋啓詞名義でイラストレーターとしても活躍。日刊SPA!ではブログ「50にして未だ不惑に到らず!」(https://nikkan-spa.jp/gomesu)も配信中。現在「解決!ナイナイアンサー」(日本テレビ系列)(http://www.ntv.co.jp/99answer/)に“クセ者相談員”として出演。『クレヨンしんちゃん たのしいお仕事図鑑』(双葉社)も好評発売中! 取材・文・撮影/山田ゴメス
大阪府生まれ。年齢非公開。関西大学経済学部卒業後、大手画材屋勤務を経てフリーランスに。エロからファッション・学年誌・音楽&美術評論・人工衛星・AI、さらには漫画原作…まで、記名・無記名、紙・ネットを問わず、偏った幅広さを持ち味としながら、草野球をこよなく愛し、年間80試合以上に出場するライター兼コラムニスト&イラストレーターであり、「ネットニュースパトローラー(NNP)」の肩書きも併せ持つ。『「モテ」と「非モテ」の脳科学~おじさんの恋はなぜ報われないのか~』(ワニブックスPLUS新書)ほか、著書は覆面のものを含めると50冊を超える。保有資格は「HSP(ハイリー・センシテブ・パーソンズ)カウンセラー」「温泉マイスター」「合コンマスター」など
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