やっぱり、冷え性の女子は「ヤリマン」だった!?
―[山田ゴメス]―
ベテランライターが原点回帰のドサまわり。独断と偏見で選んだ、巷をにぎわすニュースを猛追跡!
【記者・ゴメスが追う 第3回】
今から20年近く前のこと。今はなき若年男性向け総合マニュアル雑誌・HDP(ホットドッグプレス)で僕が執筆をしていたころ、アツく主張しまくってきた理論がある。
「冷え性の女はサセ子ちゃん!」
ということだ。
当時はまだ、「ヤリマン」という言葉が浸透していなかったので、「サセ子ちゃん」だった。相変わらず勢いだけにまかせた暴言、いや名言(迷言?)ですな、とは薄々感づいてはいたけれど、まったくもって根拠がなかったわけでもないである。
「冷え性の女は本能的に他人の体温を欲するもの→その女がノンケである以上、その他人とは女より男がいいに決まっている→冷え性の女はすぐ男と寝る」
といった、HDPなりの立派な三段論法に基づいた立派な方程式であり、僕なんかは冬に、もこもこしたファーの付いたロングブーツをはいている女子と食事すれば、「キミ、冷え性でしょ?」と、さり気なく訊ねてその回答に一喜一憂したものだ。
残念ながら、“冷え性=ヤリマン説”は、その強引な論旨の持っていき方と、論旨を裏付けるリサーチ活動の粗さ、あと総合マニュアル雑誌の衰退とともに風化してしまった。
……ようにみえたが、先日あるアンケート結果を見て驚愕した。
それは美容、ライフスタイル情報を提供するアラフォー女性向けポータルサイト『Kirei Style(キレイスタイル)』が発表した、「アンケートにみるアラフォー世代の“恋愛・温活”事情」の結果である。
そこではなんと、「温活に熱心な女性は、草食系男子・年下もOKな好奇心の旺盛さをもつ」という姿が浮き彫りになったという。
「温活」とは、「血のめぐりを良くして、女性の持つ冷え性対策など、特有の症状を改善していくための活動」であるらしい。そして、そんな温活に励むアラフォー女子は、恋に男に俄然積極的であるそうだ。(グラフ1:https://nikkan-spa.jp/?attachment_id=93080)
なんて的を射た素晴らしい正論を吐いてくれるんだ、と感動した。
多少強引かもしれないが、「冷え性女子≒(ニアリーイコール)温活女子」とすれば、 僕の持論が正しかったことが証明される。
◆「デートで女子から手をつないだらお泊りOK」理論も証明された!?
下の調査結果からわかるように、当時の僕らの持論を裏付ける結果はほかにも出ている。
たとえば「デートで寒いとかんじたとき」、一般女子と比べて18%も多くの温活女子が「カレと手をつなぐ」のだという。(グラフ2:https://nikkan-spa.jp/?attachment_id=93083)
「デートで女から手をつないできたら90%以上お泊まりOKのサイン」
というのもHDP名言集のひとつだったと思うが(ちなみに“90%”はリサーチの結果ではなく、あくまで気合いを促す慣用句的役割を果たしているにすぎない)、いずれにせよ、肉体が寒い女子は、男の体温を敏感にサーチし、そこに暖を求めるのだ。
やはり、僕たちの妄想、いやロジックは間違っていなかった!


―[山田ゴメス]―
大阪府生まれ。年齢非公開。関西大学経済学部卒業後、大手画材屋勤務を経てフリーランスに。エロからファッション・学年誌・音楽&美術評論・人工衛星・AI、さらには漫画原作…まで、記名・無記名、紙・ネットを問わず、偏った幅広さを持ち味としながら、草野球をこよなく愛し、年間80試合以上に出場するライター兼コラムニスト&イラストレーターであり、「ネットニュースパトローラー(NNP)」の肩書きも併せ持つ。『「モテ」と「非モテ」の脳科学~おじさんの恋はなぜ報われないのか~』(ワニブックスPLUS新書)ほか、著書は覆面のものを含めると50冊を超える。保有資格は「HSP(ハイリー・センシテブ・パーソンズ)カウンセラー」「温泉マイスター」「合コンマスター」など 【関連キーワードから記事を探す】
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