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薄毛オヤジがセクシーに変わる“超短髪”の必勝セオリー

―[山田ゴメス]―
 さてさて! 50代も半ばを過ぎ、いよいよ薄毛をごまかしきれなくなってきた今日この頃。とはいえ、本格的なAGA治療や精巧カツラの着用に大金を突っ込むほどには、まだその薄毛っぷりが切実ではない、しかも「せめて…あと5年は女子にだってモテたい」なる煩悩を捨てきれない──そんなアンニュイなメンタルバランスを綱渡り真っ最中な、「永遠の思春期ライター」の異名を馳せるゴメス記者にとって、まことに心強い書籍を発見した!
ハゲを着こなす〜悩みを武器にして人生を変える方法

『ハゲを着こなす〜悩みを武器にして人生を変える方法〜』(WAVE出版)

 そのタイトルもズバリ『ハゲを着こなす~悩みを武器にして人生を変える方法~』(WAVE出版)である。そこで著者の松本圭司さんは 「M字ハゲ・U字ハゲならまだしも、頭頂部か後頭部の薄さが目立ってきた場合は、思い切って超短髪にしたほうが好印象」 ……と断言する。が、言うは易く行うは難し!! いざこのヘアスタイルをキープし続けるのは、わりと大変だったりする。はたして、なにが「大変」なのかと申しますと……その苦労の実際と解消法を、ゴメス記者が松本さんから直接うかがった。

薄毛を武器にする、超短髪の黄金比とは

──たしかに、男も50歳を過ぎると「できる髪型」が、いろんな意味で相当に限定されてくるのは、僕も身をもって実感しています。とくに「髪のコシ」がなくなってくるので長髪は厳禁! ドライヤーを当てても(※「~当てる」は関西弁)髪が言うことを聞いてくれない(笑)。すぐテッペンがぺちゃんこになっちゃうし、薄毛の部分もより目立ちますし……。 松本圭司さん(以下、松本):だから「超短髪」なんです。我々が行った「女性視点でのハゲ・薄毛の男性に対する意識調査」では、じつに6割近くの支持を得ていた理想のヘアスタイル。たとえば、頭頂部にホンのチョッピリ伸ばせる髪が残っている男性なら、「顔の縦幅(頭頂部から唇の中央までの距離)が顔の横幅(耳を除いた、もっともせり出している左右の距離)の1.2倍以上になる髪型」──つまり、「頭頂部の髪を立て、横を短く刈ることによってこの縦横比をコントロールすること」をオススメします。 ──わかる! 僕も先日ここ日刊SPA!に寄稿したコラム『50代でまだハゲていない男は、なぜみんな出川哲朗の髪型になるのか』で、アプローチこそ少々違いますけど、似たようなことを書きました。側面部の髪を伸ばしっぱなしにすると、白髪が悪目立ちしてしまい、下手すりゃ10歳くらい老けて見えちゃう。ロマンスグレーなんてカッコイイ感じにはまずならない。「チ○毛」みたいなチョロ白髪がだらしなく、制御不能なかたちで、生え散らかるだけですから。 松本:私の経験から語らせていただくと、カットサイクルは最低でも3週間に1度くらい。なぜなら、髪の伸びるスピードが、頭頂部より側頭部のほうが早くなるのは薄毛男性にありがちな傾向で、長い期間放っておけばマッシュルームの断片みたいに側頭部のみが厚くなってしまい、オシャレな縦横比が崩れてしまうからです。 ──3週間に一度! 手間ヒマ的にも経済的にも、かなりキツいノルマだ……。

自宅バリカンか、外でカットするか

松本:一番ラクなのは、バリカンやカミソリを購入し、自宅でスキンヘッド、もしくは3分刈りレベルの坊主頭にすることでしょうね。 ──僕も若いころは「ハゲたら丸刈りにすればいいや!」くらい鷹揚にかまえていた。ただ、コレも薄毛が切実になってきた最近、つくづく実感しつつあることなんですけど、少しでも髪が残っている以上、それをばっさり切っちゃうのは「もったいない」って心情が頭をよぎってしまう……。わずかに残った側頭部の髪を懸命に伸ばして、頭頂部へと強引に持っていく“バーコードおじさん”の気持ちがちょっぴり理解できるようになってきた(笑)。 松本:だったら、やはり「外でカットしてもらう」しかありませんね。一つの頭内で髪を立てたり刈り込んだりしながら、極端な長短バランスをナチュラルに整えるワザは、「プロならでは」の手腕なので。長髪よりも短髪のほうがマメなケアを要するのは覚悟せざるを得ない。そういったなか、重要になってくるのが「理容室や美容院の選び方」なんです。 ──なるほど……。じゃあ、その具体的なポイントを教えてください。
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