ユニクロの誰も知らないニッチな「マストバイ」3選。サングラス、傘、そして…
―[メンズファッションバイヤーMB]―
メンズファッションバイヤー&ブロガーのMBです。洋服の買いつけの傍ら、「男のおしゃれ」についても執筆しています。連載第125回目をよろしくお願いします。
今回はマストバイのなかでも「見落としがちなもの」にフォーカスしました。皆さんユニクロが「メガネ」を展開しているってご存知でした? ……店に通っている人でも「つい見逃しがちなマストバイ」を今回は3つ紹介します。
▼「見落とし度1位」:ユニクロのサングラス
●ウェリントンフォールディングサングラス 1500円(+税)
アパレル関係者の間では密かに話題になっているユニクロのアイウェア。陳列場所も地味だしHPもあまり打ち出していないため「ユニクロがメガネやサングラスを手がけている」ことを知らない人も多いはず。実は、私はアイウェアラインをユニクロ史上指折りの良カテゴリだと思っています(2年前ほどから買いはじめてすでに「ユニクロメガネ」を10本以上持っています)。
なかでもおすすめなのはこちら「フォールディングサングラス」。聞きなれない商品名かと思いますが、レイバンが手がけてヒットを飛ばした「たためるサングラス」です。真ん中から折りたたむことができるため携帯に非常に便利。昨年の夏はレイバンのフォールディングサングラスを持っている人を沢山見かけました。
もちろんこのサングラス、折りたたみ機構だけがウリではありません。最大の魅力はフォルムにあります。レイバンもペルソールも有名サングラスブランドは海外製品がほとんどです。トムフォードなど一部のブランドが「アジアンフィッティング」といって日本人などアジア系に向けてフォルムをリデザインしたモデルを出しているように、欧米人と私たち日本人の顔の造作は根本的に異なります。
サングラスはとくに眉毛と目の距離、耳と目の距離が重要です。レンズに眉毛が隠れたほうがカッコよく感じるのです。眉毛と目の距離が恐ろしく近い欧米人向けのサングラスを日本人がかけると、レンズの上に眉毛が「ぴょこん」とのっている状態になり、やや間抜けに見えます。また耳と目の距離も欧米人と日本人は異なるので、欧米向けのサングラスではそもそもフィットせずパテなどを使って調整する必要があることも。
海外店舗が増えたとはいえユニクロの展開するサングラスはどちらかというと日本人の顔向けにつくっている印象。レンズが眉毛にほどよくかかり、フィッティングも上々、お直しする必要もなくストレスゼロで掛けられます。
形のいいサングラスを探そうとすると2万~3万円と平気でしますが、ユニクロなら1500円。サングラスを普段かけない人もこれならチャレンジする気になるでしょう。
ぜひ試着してみてください。「あれ?? 案外いいかも……」とほとんどの人が思うはず。もちろんサングラスだけでなく「伊達メガネ」もオススメです。
ファッションバイヤー。最新刊『MBの偏愛ブランド図鑑』のほか、『最速でおしゃれに見せる方法 <実践編>』『最速でおしゃれに見せる方法』『幸服論――人生は服で簡単に変えられる』など関連書籍が累計200万部を突破。ブログ「Knower Mag現役メンズバイヤーが伝えるオシャレになる方法」、ユーチューブ「MBチャンネル」も話題に。年間の被服費は1000万円超! (Twitterアカウント:@MBKnowerMag)
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