SKE48大矢真那「圏外スタートは不安だけど最後は笑顔に」選抜総選挙インタビュー
AKB48 49thシングル選抜総選挙の速報発表が5月31日に行われた。NGT48の荻野由佳が約5万票を集め1位になるなど波乱を起こし、あらためて選抜総選挙の面白さを感じさせられたが、一方でAKB48の現役唯一のオリジナルメンバーの峯岸みなみが圏外スタートと選挙戦の難しさもみえた。そんななか、同じく圏外スタートなってしまったSKE48の1期生・大矢真那。選挙に強いとされていた彼女だったが昨年はまさかの辞退を選択した。1年のブランクを経て、選抜総選挙に復帰した彼女だが速報の結果を受け、改めて何を思うのか。その胸中に迫った。
大矢:第2回総選挙でランクインさせていただけるようになってから、圏外スタートは初めてだったので……。当時は速報と中間もありましたけど、全部呼ばれていたんですよ。だから圏外に不安になってしまって……。しかも復帰したということで今年は取材とかもいろんなところでしていただいたから、ファンの方も安心しちゃったんじゃないかなって思ったんです。票数も、最後にランクインさせていただいた2年前の速報から比べると1000くらい落ちてるのかな。前は4600くらいだったんですけど、今年は100位が3700だったので。それは私の責任でもあると思うので。ファンの方には笑顔で楽しんでほしいなって思うイベントなんですけど、私自身が笑顔で楽しめるイベントじゃないです。気楽でいられたことなんて辞退した年でさえなかったです。
――去年、辞退に至ったのはなぜだったんですか?
大矢:去年は自分の中で限界がきて……、もう何年も選挙に出ていて、選挙によっていろいろ変わるコ、お仕事をたくさんもらえるようになるコとかもいるなかで、自分はそういうメンバーになれなくて。ファンの方にずっと恩返しができない自分に申し訳なくなって、こんなに毎年選挙でいい順位をもらってるのに、それを返せてない申し訳なさが、もう、積もりに積もって辞退をしたんです。
――自分の出ていない総選挙っていかがでしたか?
大矢:みんなつらいのに、自分も同じつらさをいままで味わってきたのに、その場所に入れないことに苦しくなりました。48グループにいる限り出るべきだと思っていたので。出ないと楽って思われそうなんですけど、実際辞退してみると全然違って。はっきり意志を持って辞退を決めたことなので後悔はしたくないけど、なんかいろいろ考えちゃう。
――今年は一段と楽しめてない感じがしますね?
大矢:圏外になってファンの方に謝らせてしまったからですね。ファンの方も「心配させてごめんね」って言ってくれるんですけど、ファンの方が謝ることなのかなって。ファンの方は「私に謝らないでね」っていうんですけど……。選挙が自分にとってもファンの方にとっても、大事なイベントで行事だったと改めて感じるので、一年空いてしまうことによって、選挙があったからいただけていただろうお仕事も出ないことによってなくなってしまったと思うし、2016年で大矢真那=ってなったときに、なにも残せなかったっていうのもあってちょっと自信がないです。私も2年前に最後って思って出て、今年はそう言ってたことと違うことをしてしまったし、ファンの方を裏切ってしまったかなって思うし。ファンの方自身も総選挙っていう戦いに向けて一緒に頑張ってくれていたのを、私は悪い言い方すると放り出してしまったから1回。そこで熱が冷めてしまうのは当たり前だと思うんです。でも、ここからまたファンの方と心を通わせたい。私はこの1年言葉足らずで気持ちをあまり言ってこなかったので。
――もっと貪欲な姿勢を見せてもいんじゃないですか?
大矢:でも、私はそういったことで嫌われたらどうしようって思っちゃう性格で。ファンの方にはファンの方の生活もあるし、そういうのが気になって去年辞退したので。
――はじめてランクインした第2回のときは、速報後のブログが話題になっていましたがそういった感じで発信していくのではダメなんですか?
大矢:あのときは、私のファンだけじゃなくて、私のファン以外の方も支えたいって思ってくれて動いてくれたことで。それが自分では想像もつかないくらいの順位と票をいただけて、その気持をそのまま伝えたら喜んでいただけたんですよ。だからファンの方を奮い立たせるためにというよりは、自分の気持ちのまま書いてきたブログだったんです。だから速報後のアメブロも「おやすみなさい。」で終わったんです。だけど、やっぱりこれだけじゃダメだって思って、二個目をすぐに更新しました。すぐに伝えたかったので。
――それに対するファンの方のコメントはどうでした?
大矢:暖かかったです。
――まだまだ上を目指して戦えそうですか?
大矢:一昨年の20位っていうのが頑張り以上のものをご褒美で与えてもらったって思ってるんです。その時もいろんな人が選抜狙えるって言ってくれて、すごい嬉しかったし自分も当時はすぐ目の前だって思えたんです。今年も意気込みだけは同じでいたいと思います。目指すのは選抜です。
――最後に他にも発信するとしたら何を言いたいですか?
大矢:私はしっかり前を向くから、みなさんも同じ気持ちでいてほしいなって言いたいですね。それと……速報のときに投票してくださったみなさんには本当に感謝の気持ちでいっぱいで、それは忘れないでほしいです。うまく言葉できなくてすみません。覚悟は決まったので、最後に最高の笑顔になれると思うから17日まではどんどん発信していきたいと思います。なので、嫌いにならないでくださいって思いますね(笑)。
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取材/八木康晴 松本まゆげ 撮影/青山裕企
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