ビットコインはまだ伸びる! 1000万円まで行く可能性も
「ビットコインの上昇が本格化するのは今年でしょう。年内には1000万円を目指します!」
そう力強く宣言するのは専業トレーダーのひろぴー氏。ビットコインをはじめ、仮想通貨には指標がないだけに、高値と底値を見きわめるのは困難だが、その根拠は?
「今のところ、ビットコインが盛り上がっているのはアメリカ、日本、韓国など、まだ一部の国だけ。ヨーロッパでの普及はこれからですし、特に期待されるのが新興国。自国通貨の信用力が低く、金融サービスが未発達な新興国でこそ、ビットコインが求められています。昨年の日韓を中心とした局地的バブルから、今年は新興国を巻き込んだグローバルバブルへと発展すると見ています」
ビットコインの時価総額は現在約20兆円。ここにヨーロッパや新興国のマネーが入り込んでくる。ユーロ圏と新興国が世界全体のGDPに占める割合は55%程度だ。
「単純に考えて、今の2倍の資金が入ってきてもおかしくありません。さらに、日本やアメリカにしても、仮想通貨に投資しているのはごく一部の個人投資家だけ。昨年12月にシカゴで先物が上場し、今年はビットコインETFの上場も期待されています。この2つが揃えば機関投資家が本格的に参入しやすくなる。仮想通貨を買いたくても買えなかった機関投資家が一斉に参入すれば、2~3倍への上昇もある。地域的な広まりと機関投資家の参入を併せて考えれば、昨年の高値の4倍、つまり1000万円くらいまで行くことも十分ありえると思います」
一方でリスクもある。
「今年3月のG20では、仮想通貨に対する国際的な規制が討議される予定。厳しい規制になるようであれば、一時的に急落する場面もあるでしょう。そのときは、50万円くらいまでの下落を覚悟する必要がありますが、長期的な拡大トレンドは揺るがないと見ています。むしろ、急落時に買い増すための資金を用意しておきたいものですね」
【ひろぴー氏】
専業トレーダー。ラジオNIKKEIでパーソナリティを務める。仮想通貨トレードのノウハウを明かした書籍『トレードは週1回! 少額でも月30万円儲かるビットコイン革命』を刊行。 https://bitcoin-fx.jp/
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